2014年2月22日土曜日

読書(72/365)★★★★ 諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉 為末 大署

【今日の出来事】
 みなさん。こんにちは。

 日本はとっても寒いですね。昨日中国シンセンから帰国しました。

 土日はゆっくりの予定です。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 日本でゆっくり休日が過ごせて「よかった」

【本の紹介】



【本の構成】

  はじめに

  第1章  諦めたくないから諦めた

  第2章  やめることについて考えてみよう

  第3章  現役を引退した僕が見たオリンピック

  第4章  他人が決めたランキングに惑わされない

  第5章  人は万能ではなく、世の中は平等ではない

  第6章  自分にとっての幸福とは何か

  おわりに

  という構成となっている。

【キーワード】
  諦めるということの意味。

【くまの感想】

  この本を読むと、著者 為末さんは、実績を出しているから説得力が
  あると思う。

  実績を出せる人というのは冷静に・客観的に・俯瞰的に自分を見る
  ことができる人なのかもしれない。

  究極の勝負から得られる考え方は、日常のいろんな場面で役にたつ。

  だからオリンピックはみんな応援するのだろうな。

  その選手のいろんなプロセスや挑戦、そしてその才能を応援することで

  ちからが湧いてくるのだ。

  ◆ 印象に残ったセンテンス ◆

  ・ しかし、「諦める」には別の意味があることを、あるお寺の住職との
    対談で知った。
    「諦める」という言葉の語源は「明らめる」だという。

  ・ 多くの人は、手段を諦めることが諦めだと思っている。
    だが、目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。

  ・ 意味を見出そうと一生懸命考えていくと最後には意味なんてなんにも
    ないんじゃないかと思うようになった。

  ・ このままいくか、やめるか、変えるかといった転機において、いったん
    環境を変えてできるだけ白紙状態の自分と向き合ってみるのだ。

  ・ どんな分野においても「あの人はすごい」と言われるような人は、
    無意識と意識のバランスが普通の人に比べて格段にいいように見える。
    勘にゆだねるときはゆだね、論理的に詰めるときは詰める。無意識に
    その塩梅を判断しているところが「すごく」見えるのだ。

  ・ どこまで引いて俯瞰で考えるか。どこまで大きく勝ち負けをとらえるか。
    このことによって、日常の勝ち負けの基準も変わってくる。そう考えると
    「どこで勝つか」より「何が勝ちか」をはっきりさせておくことが、自分が
    本当に勝ちたいフィールドでの勝利につながるのだ。

  
  今回のソチのオリンピックで驚いたことがある。浅田真央選手に対する賞賛だ。

  金を期待されていたが、残念ながら、届かず。でも、何かすごい感動を得た。

  それは日本のみならず、世界各国からもその声が上がっているから不思議だ。

  その物語が、蔓延していったからなのか? ひょっとすると金メダルよりも

  大事なことかもしれませんね。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2 件のコメント:

みーやん さんのコメント...

シンセン出張、お疲れ様でした。
大量の本の紹介、ありがとうございます。
^^

読書のすばらしさを伝えたい。 さんのコメント...

みーやんさん。

いつもメッセありがとう。

洪水がダムからあふれるように読みました。

笑。