2013年6月18日火曜日

読書(148/365)★★★★ 考えるヒント 小林 秀雄著

【今日の出来事】
 みなさん。おはようございます。
 今日から、久々に中国シンセンに向かいます。

 今、羽田空港のラウンジにて、休憩がてら記載してます。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 日本での仕事もモチベーションも上がって、中国の仕事にも臨めるので「よかった」



【本の紹介】
考えるヒント (文春文庫)

小林 秀雄 文藝春秋 2004-08
           売り上げランキング : 4482
by ヨメレバ



【本の構成】

  考えるヒント
   常識
   プラトンの「国家」
   井伏君の「貸間あり」
   読者
   漫画
   良心
   歴史
   言葉
   役者
   ヒットラーと悪魔
   平家物語
   プルターク英雄伝
   福沢諭吉

  四季
   人形
   樅の木
   天の橋立
   お月見
   季
   踊り
   スランプ
   さくら
   批評
   見物人
   青年と老年
   花見

  ネヴァ河
  ソヴェットの旅

  という構成となっている。


【キーワード】
  小林秀雄さん
  

【くまの感想】
考えるヒント この題名は、編集者が勝手につけたというエピソードが
  書いてあり面白い。

  まさに考えるヒントを与えてくれる。

  中には哲学の専門のことが書いてあるので、わからない部分があるが
  共感が持てる部分や、参考になる部分が沢山あるのである。

  時代を超えた本っていうのもいいものだ。

  ■引用メモ■
   私は、ただ、この映画を井伏君が見たら、かなり辛い気持ちになる
   のではあるまいかと考えた。

   → 面白いのは、あの井伏鱒二さんを井伏君と書いているところの
     時代感が面白いのだ。そして、作者の想いとかけ離れた映画化
     人に伝えるというのは難しいのだ。

  ■引用メモ■
   人を笑うのだけが笑いではない。子供ならみんな知っている。生きるのが
   楽しい、絶対的な笑いもある。

   → 笑いの考え方、生きるのが楽しい、絶対的な笑い。考えさせられる。

  ■なるほどメモ■
   考えるとは、合理的に考える事だ。どうしてそんな馬鹿気た事が言いたいか
   というと、現代の合理主義的風潮に乗じて、物を考える人々の考え方を
   観察していると、どうやら、能率的に考える事が、合理的に考える事だと
   思い違いしているように思われるからだ。

   → 今もそうかもしれない。

  ■笑い■
   私がここに毎月書いている感想に、「考えるヒント」という題がついている。
   私がつけたのではない。編集者がつけた。そう題をつけられてみれば、
   そうゆうものかなと思っているだけだ。

   → なんだか、喜んでおられる様子が目に浮かぶのは私だけだろうか?

  ■なるほどメモ■
   相も変らぬ雑読漫読の習慣は、身について了ったが、読書の楽しみは
   変って来る。それも、その変り方には、年齢に深く結ばれた、何か本質的
   なものがあるように感じられる。

   → 読書の楽しみが変わってくるのは、私も日々実感している。そこに
      本質的なものがあるかどうか・・・・。深い。

  考えるヒント、時代を超えたところが面白いのだ。


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

0 件のコメント: