2013年3月12日火曜日

読書(76/365)★★★★ 人間の叡智 佐藤 優著

【本の紹介】
人間の叡智 (文春新書 869)人間の叡智 (文春新書 869)
佐藤 優

文藝春秋 2012-07-20
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【本の構成】
  はじめに
  第1章  なぜあなたの仕事はつらいのか
  第2章  今、世界はどうなっているのか
  第3章  ハルマゲドンを信じている人々
  第4章  国体、資本論、エリート
  第5章  橋下徹はファシストか
  第6章  いかに叡智に近づくか
  
  という構成となっている。

【キーワード】
  人間の叡智とは?

【くまの感想】
  この本は前から気になっていたのだ。ついに手に取ることが
  できた。

  著者すごい読書家、尊敬できる人なのだ。

  そこからどんな話になるのだろうか?

  楽しみながら読むことができた。

  何派と分類することは今の私にはできないが、辛口であるが
  同感することが多い。

  ■引用メモ■
   いま、われわれは国家を空気のように感じていて、国家は
   必ず存在するものであり、国家がない生活は考えられない
   と思っています。けれども、本当はそうではない。社会と
   国家は違うということをまずおさえておくことが大事です。

   ⇒ このコメントは深いと思いませんか?

  ■なるほどメモ■
   いま深刻な問題は、中国が急速に世界帝国として形成
   されようとしているかに見えるのに、何を目的とした世界
   帝国なのかわからないことだと思います。何らかの既成
   のパターンにはまる法則性があるのならまだしも、中国
   人自身もよくわからないし、観察者もわからないという状態
   になっている。

   ⇒ この表現は上手に思える。なるほどなのだ。

  ■なるほどメモ■
   そもそも民主主義について考えた場合、国民一人ひとり
   が常に政治に関心をもっている体制は、いい体制では
   ないのです。それでは生産活動が疎かになってしまう
   からです。

   ⇒ 今の日本は、マスコミの誘導がある影響もあるが、
     よくないのではないだろうか?

  ■そうだと思うメモ■
   日本が元気に立ち直るためには、日本人一人ひとりが
   言葉の使い方を変えて、国民を統合する物語をつくり
   だすしかないのです。そして、目に見えないものに想い
   をはせる。それが叡智に近づく唯一の道だと思うのです。

   ⇒ 日本人の一人として、肝に銘じ頑張っていきたい
      ものである。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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