2013年3月16日土曜日

読書(78/365)★★★★ 「通貨」はこれからどうなるのか 浜 矩子著

【本の紹介】
「通貨」はこれからどうなるのか (PHPビジネス新書)「通貨」はこれからどうなるのか (PHPビジネス新書)
浜 矩子

PHP研究所 2012-04-19
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【本の構成】
  はじめに

  第1章  「答えの見えない」時代への不安
         通貨、経済についてのあらゆる疑問を斬る
   
       1 黄昏の中の風景
       2 日本経済への不安に対する「8つの疑問」
         第2章  21世紀的解答としての「地域通貨」
         集約から分散の時代へ
   
       1 人々は、経済危機を地域通貨で乗り越えようとしてきた
       2 「通貨の未来像」が世界を活性化させる

  第3章  分裂していくヨーロッパ
         ユーロに何が起こっているのか?

       1 ユーロというテーマパークのはかなき夢
       2 「宿命」としてのギリシャ危機
       3 揺れる欧州。そしてドイツの憂鬱
       4 ユーロ圏の苦難から何を学ぶか?

  第4章  「1ドル50円時代」に向かう日米関係
         中心を失いつつあるグローバル経済はどこへ行く?
    
       1 凋落するアメリカ経済に未来はあるのか?
       2 無理に背伸びを続けてきたドル
       3 日本と円が握る「ドルの未来」
       4 「1ドル50円」時代の日本とは?

  第5章  日本を苦しめる「財政問題」というくびき
         未来に進むために今、やるべきこと

       1 デフォルト発生!その時、日本は?
       2 時代遅れになった財政システムを叩き壊す
       3 デフレ解消への道はいずこに?

  終章   「通貨の黄昏」のその先に
         「円高・円安に振り回される」ことのない経済へ

  という構成となっている。

【キーワード】
  通貨の未来とは?



【くまの感想】
  通過について教えてくれるこの本はとっても勉強となる。
  基軸通貨としてのドルの存在はいつまでなのか?
  1ドル50円の世界ってどんな世界なのか?日本は大丈夫なのか?

  いろいろ教えてくれるので楽しくてしかたがない。

  円の役割は世界的にはどうあるべきなのか?

  今、日本はアベノミクスで円安になっていると喜んでいる風潮が
  みられる。

  この本を読むと、それは一時的な現象なのではないか?
  という考えを持つことができる。

  理論にかなった方向に進むべきと考えるのが妥当だからだ。

  ■参考メモ■
   彼の行った経済政策であるレーガノミクスは、市場原理や
   民間活力を重視した経済復興計画として、当初は大きな
   成功を収めたかのように宣伝された。だが、その実態は
   大規模な財政資金投入と大幅減税を軸にしていた。要は
   ばらまき型の需要喚起政策にすぎなかったのである。

   ⇒ アベノミクス、大丈夫かな? 詳細は分析を進めたい。

  たかが通貨、されど通貨。

  この現象から読み解く理解や分析は、重要であることがよくわかった。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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