2012年11月23日金曜日

読書(190/365)★★★★ 鈴木敏文の「統計心理学」 勝見明著

【今日の出来事】
 みなさん。こんにちは。日本は祭日ですね?
 私は今週月曜日11/19~来週の金曜日11/30まで仕事で中国のシンセンに
 来ております。

 仕事ではありますが、いろんな経験ができてうれしく思っています。
 家族には少し負担がかかってますが・・・・とほほ。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 今週も仕事で中国に来てます。色々体験できているので「よかった」


【本の紹介】
(190/365) 鈴木敏文の「統計心理学」 勝見明著 

鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む
勝見 明

プレジデント社  2002-10
売り上げランキング : 107623

Amazonで詳しく見る
by G-Tools




【本の構成】
  はじめに

  第1章 鈴木敏文はどのように意思決定しているのか

  第2章 商売は「経済学」ではなく「心理学」で考えろ

  第3章 半歩先を読む鈴木流「統計術」の極意を学ぶ

  第4章 鈴木流「場のつくり方」を学ぶ

  第5章 現場の社員たちはどのように鈴木流経済学を
       実践しているか

  おわりに
  参考文献

  という構成となっている。


【キーワード】
  鈴木敏文さん
  セブンイレブン
  統計心理学とは?

【くまの感想】
  セブンイレブン誰もが知っているコンビニだ。何気なく存在している
  コンビニ。そんな裏には偉大な経営者の哲学が盛り込まれている?

  統計に心理学が重なる。なんとも抽象的なことばだ。
  それゆえに興味深い。

  きっと解は一つではなく、臨機応変に必要とされる見極め、判断力
  組織を構成するメンバーが敏感に効率的に動く必要があるのだろう。

  コンビニエンスストアはそのビジネスにとってもマッチしているのでは
  ないだろうか?そんなイメージを読みながら持って行った。

  これから必要とされる素養なのか?
  もう必要ないものなのか?

  それはわからない。

  ただ、その成功体験、考え方を知ることは非常に重要なのだ。

  そういう点ではとっても面白い。

  ■引用メモ■
   今の日本のどこが多様化なのでしょうか。私にはとてもそうは
   見えません。誰かが文学的に”多様化”という耳あたりのいい
   言葉を使ったから、みんな、多様化、多様化と言っているので
   あって、私が商売を通じて見える日本人の姿は、明らかに
   ”画一化の時代”です。

   ⇒ 面白い発言だと思いませんか?

   その理由はいかにあるという。

  ■引用メモ■
   商品のライフサイクルがどんどん短くなり、次から次へと
   新しい商品や流行が出ては消えるから、一定のスパンの中で
   立体的に見ると多様化のように見えるだけであって、ある時点
   を捉えると画一化以外の何ものでもない。みんなが同じ商品に
   殺到する。なぜ、みんなが同じブランドを持つのでしょう。なぜ
   女子高生はみんなルーズソックスをはくのでしょう。日本ほど
   画一化の国はありません

   ⇒ ルーズソックスの例は今では古いがまさにそのとおりだと
     共感する。

  ■引用メモ■
   これに対して、鈴木流の卓抜しているところは、もう一つの
   キンセン、すなわち、「琴線」をとりわけ大切にしているところだ。

   ⇒ この前に「金銭」の話があり、それにかけて「琴線」と
     している。すなわち、顧客の心理を巧みに読み、顧客の
     「琴線」に触れる商品やサービスを提供することを何より
     も優先する。というのだ。この辺が統計心理学の真髄
     なのだろうか?

  ■引用メモ■
   経営の本質は破壊と創造にあり、経営者の役割は、過去の
   成功体験を否定し続けることにある。鈴木氏がそう語るのは
   セブンーイレブンの創業そのものが、破壊と創造のプロセス
   であったからだ。

   ⇒ これは左記の松下幸之助さんの「道をひらく」という本にも
     よく似たことが書いてあった。会社の経営もそうだが、ひとつの
     人生観なのかもしれない。今の私には、あまりわからない。


 今と昔、そこには生き続けるものと陳腐化するものがきっとある。
 でも、どちらも、知ることは大事なのだ。


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

0 件のコメント: