2012年8月2日木曜日

読書(133/365)★★★ 銃とジャスミン ティエリーファリーズ著

【今日の出来事】
みなさん。こんばんは。
 暑い日が続いていますね。


 目が離せないのがオリンピックですね。


 私は高校時代柔道をやっていたので楽しく拝見させて
 いただいております。


 ワンチャンス いや 0.5チャンスを戦っている
 選手はやっぱりすごいです。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 暑い日が続くけれど体調を維持できて充実しているので「よかった」




【本の紹介】
(133/365)  銃とジャスミン ティエリーファリーズ著
           山口隆子、竹林 卓訳 ランダムハウス講談社

銃とジャスミン アウンサンスーチー、7000日の戦い銃とジャスミン アウンサンスーチー、7000日の戦い
ティエリー ファリーズ 山口 隆子

武田ランダムハウスジャパン  2008-04-24
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【本の構成】
  序文
  第一章 父を殺された孤独な子
  第二章 人を感動させずにおかない若い娘
  第三章 勤勉な母親
  第四章 宿命
  第五章 気の狂った大尉
  第六章 瞑想の六年とノーベル賞
  第七章 刃向う僧侶
  第八章 ヤンゴンの春
  第九章 一台のファックス機のために命を落とした人
  第十章 迷惑な証人
  第十一章 アリス夫人
  第十二章 ひびの入ったイコン
  第十三章 悩ましい民族問題
  第十四章 暗い年月
  第十五章 幻滅した国連特使
  第十六章 親切な実業家たち
  第十七章 将軍たちとの直接対話
  第十八章 犠牲になった家族
  第十九章 信念を貫いた受刑者たち
  第二十章 計画された殺戮
  エピローグ 完全なアリバイ
  年表
  登場人物経歴
  用語説明
  主な略語説明
  謝辞
  訳者  あとがき

  という構成となっている。



【キーワード】
  アウンサンスーチーさん


【くまの感想】
  まさに運命としかいいようがない。突然亡くなったお父さんが
  どんどん神話化され、そして、その娘も神話化されている。
  その思いにこたえられるのか?
  
  この本は、4年前に書かれたものである。


  状況は変わっているのだろうか?


  しかし、過去は変わらない。
  
  スーチーさんは不幸なのか?
  その信念はどこからくるのか?
  せざるを得ないのか?
 
  少しでもその片鱗を知ることができたならば、
  学ぶべきものが多いのかもしれない。


  ■ 引用メモ ■
   午前10時10分、スーチーは自分の書斎に上がっていき、
   ため息をついた。どこから手を付けよう?書棚にも机の上
   にも床の上にも数百冊の本や書類が山積みになっている。
   彼女と同じように圧政と戦ってきた人々の伝記もみえる。
   世界には圧政が数えられないほどあったのだ。国際政治の本
   仏教や哲学の本、瞑想に関する指導書、戯曲、短篇小説、
   演説、有名な古典小説、推理小説ももちろんある。彼女の
   自宅軟禁中、彼女を最も身近に支え、豊かさを与えてくれた
   のは本なのだ。


   ⇒ この文章が一番印象に残った。その時の心境や思いを
    想像できる。植えた植物が水を探すかのような気持ちなの
    だろう。


  ■ 引用メモ ■
   軍事政権の圧制に民主化を求めて立ち向かう彼女の姿は
   西側のメディアが作り上げた虚像だというのです。しかし、
   世のすべての物事には光と影が存在するわけですから、
   いずれの見方もそれなりに正しく、そして同時にかならずしも
   正しくないとも言えそうです。したがって読者のみなさまには、
   そういう複数の異なった視点があることを頭に入れた上で
   本書を読んで頂くと、一面的な理解に終わることなく、アウン
   サンスーチーの多面的な「魅力」に触れることができるでしょう。


   ⇒ 訳者のあとがきの想い。
     ここも印象的なのだ。真実はどうなのだろうか?
     そして、この国はどうなっていくのだろうか?




出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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