2012年7月15日日曜日

読書(123/365)★★★★ オシムの伝言 千田善著

【今日の出来事】
 みなさん。おはようございます。三連休リフレッシュしておられますか?
 中にはお仕事も方もいるのでしょうか?


 私は、運よく、3連休を日本で過ごすことができております。


 昨日はのんびりと過ごし夕方には恒例の次女(小2)とスイミングに
 行ってきました。最近続いているのでいい傾向だと思っています。


 先週納車したハイブリッド「ホンダフィットシャトル」を乗るのが楽しみ。
 エコと思って運転してますが、乗ってばかりいると「エコ」ではないですね。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ リフレッシュ継続中。楽しめているので「よかった」




【本の紹介】
(123/365) オシムの伝言 千田善著 みすず書房


オシムの伝言オシムの伝言
千田 善

みすず書房  2009-12-23
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【本の構成】
  プロローグ 挑戦


  1 人生
  2 魔法
  3 誇り
  4 コミュニケーション
  5 リスク
  6 教師
  7 知恵
  8 故郷
  9 スタイル
 10 準備
 11 比喩
 12 プロ
 13 エスプリ
 14 知性
 15 哲学
 16 自由
 17 勇気
 18 団結
 19 個の力
 20 凱旋
 21 生命力
 22 家族
 23 意識
 24 移籍
 25 帰還
 26 解放
 27 希望
 28 教育
 29 痕跡
 
 エピローグ 教え子たち
 あとがき

 という構成となっている。

【キーワード】
 オシムさん


【くまの感想】
 何とも人間味のあるオシムさん、そして何事も信念をもって取り組む
ことの大事さを伝えてくれている。

この本は、当時オシム監督の通訳をされていた著者(千田善)が書いた
本である。

ピリピリとした状況で言っていいことと悪いことと当初は、マスコミへの
影響を考え、訳を控えたこともあったという。

サッカーに関しての、コメントのように思われるが、人として生きていく
上で必要なことを語っているようにも思えるのである。

■ 引用メモ ■
オシム監督のサッカーを見る眼力は超人的だ。グランドの反対側の
選手の表情まで(疲れているとか迷いがあるとか)ちゃんと見ている。

→ これすごい。でもふと、職場のできる人の中にはこんな人がいる。

■ 引用メモ ■
つまらないミスをしたり、消極的なプレーには厳しいが、選手を見る
目は温かい。ある選手が日本代表に選ばれるかどうかはその選手
の人生にとって大きな影響をもつのだから、親身になって考えて
やるのがオシム先生の基本スタンスだ。

→ 選手の人生 まさに 人生論なのだ。

■ 引用メモ ■
オシム監督は20歳のころ、プロのサッカー選手になるか数学者に
なるか迷ったことがある。それほどの、数学人間なのだ。日本代表
のトレーニングで、色とりどりのビブス(ゼッケン)をつかって選手を
グループ分けしていたのも、ある意味では順列組み合わせの
数学理論を応用したものだった。

→ これは興味深い。スポーツって今更ながら思うのであるが、頭
がよくないとできない。イメージを持って、理論にも基づいてやること
が多いからだ。筋肉のメカニズムも分かっていないといけない。
そして、オシムさんは数学を取り入れているというからさらに
面白い。

■ 引用メモ ■
選手が考えつかないもうひとつのアイディアを監督が持っていれば
選手は監督の言うことを聞く。そういう準備ができていて、自由を
与えれば、選手はその自由をどう使うかを自分で考え始める。
(2009年8月)

→ マネージメント、マネージャーのあるべき姿なのだ。そして、
マネージャーとプレイヤーとの関係の重要性も述べている。
納得。

■ 引用メモ ■
なぜ勝てないかと言えば、勝てると信じていないからだ。(2009年8月)

→ シンプルでいて、面白い。


日本のサッカーに影響力を与えたオシム監督。その信念には学ぶべきことが
沢山あるのだ。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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