2012年6月26日火曜日

読書(111/365)★★★ 日本人へ リーダー篇 塩野七生著

【今日の出来事】
 おはようございます。昨日の夜移動で韓国に入りました。
 今週も韓国で過ごす予定です。


 まだまだ言葉は駄目ですが、3週も過ごしていると慣れが
 でてくるものですね。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 今週もいい滑り出しができて「よかった」




【本の紹介】
(111/365) 日本人へ リーダー篇 塩野七生著 文春新書


日本人へ リーダー篇 (文春新書)日本人へ リーダー篇 (文春新書)
塩野 七生

文藝春秋  2010-05-19
売り上げランキング : 97053

Amazonで詳しく見る by G-Tools




【本の構成】
  Ⅰ 
   イラク戦争を見ながら
   アメリカではなくローマだったら
   クールであることの勧め
   イラクで殺されないために
   継続は力なり
   「法律」と「律法」
   組織の「年齢」について
   「戦死者」と「犠牲者」
   戦争の大義について
   送 辞
   笑いの勧め
   若き外務官僚に
   文明の衝突


  Ⅱ
   想像力について
   政治オンチの大国という困った存在
   プロとアマのちがいについて
   アマがプロを越えるとき
   なぜこうも、政治にこだわるのか
   どっちもどっち
   気が重い!
   「ハイレベル」提案へ感想
   カッサンドラになる覚悟
   倫理と宗教
   成果主義のプラスとマイナス
   絶望的なまでの、外交感覚の欠如
   はた迷惑な大国の狭間で
   帰国中に考えたこと


  Ⅲ 
   歴史認識の共有、について
   問題の単純化という才能
   拝啓 小泉純一郎様
   知ることと考えること
   紀宮様の御結婚に想う
   自尊心と職業の関係
   文化破壊という蛮行について
   乱世を生きのびるには・・・・・
   負けたくなければ・・・・・
   感想・イタリア総選挙
   歴史事実と歴史認識
   国際政治と「時差」
   「免罪符:にならないために


  という構成となっている。



【キーワード】
   海外から見た視点
   日本人へ


【くまの感想】
  あえて丁寧に目次を書いてみた。海外から見た日本
  客観的に見ることで知ることもあるのだ。


  著者は、いろんなメッセージをくれている。
  この本は、2003~2006年に連載され、2010年に
  出版されたものである。


  なので少し内容が懐かしい感じがする。


  私はこうゆう読み方も好きなのだ。


  当時の状況を再確認できるからだ。そして、今
  どうなっているのか?


  も検証できるからだ。


  小泉純一郎さんのこと、いろんなところで出てくるのだが


  本当にいい首相だったのか? など。


  ■ 引用メモ ■
   よく外交担当者たちが、他の国々も我が国の立場を
   理解してくれています。なんて言うが、世界中では
   「カネは出せないが人は出せる」という国のほうが
   圧倒的に多く、その中で「カネは出すが人は出せない」
   という日本の存在は、不都合ではまったくないからである。
   理解などしてくれるはずもないではないか。


   → 少しきついがこのような見方なのだろう。


  ■ 引用メモ ■
   マキアヴェッリの次の言葉を明日の外交担当者たちに
   贈りたい。
   「常に勝ちつづける秘訣とは、中ぐらいの勝者でいつづけることにある」
   中ぐらいなんて簡単ではないか、などと思わないでほしい。
   なにしろ「外政」とは、武器を使わない戦争でもあるのだから。


   → このように 「ぽつ」と出てくる著者のコメントがとっても
    気になる。いわゆるアクセントになっているのが面白い。


  
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

0 件のコメント: