2012年6月24日日曜日

読書(108/365)★★★★ 「知の衰退」からいかに脱出するか? 大前研一著

【今日の出来事】
みなさん。こんばんは。土日リフレッシュできましたか?


 土曜日は、長女(小5)、次女(小2)の授業参観でした。
 毎年思うのですが、自分の思い出とダブります。


 夕方は、恒例の次女(小2)とスイミング 100m×10本=1km 平泳ぎ
 
 リフレッシュできました。


 日曜日は、トレッサで買い物、そして、午後は義理の弟家族と
 団らんのひと時でした。



 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 日本での週末、たっぷり過ごすことができて「よかった」






【本の紹介】
(108/365) 「知の衰退」からいかに脱出するか? 大前研一著
    光文社知恵の森文庫




新版「知の衰退」からいかに脱出するか?―そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!! (光文社知恵の森文庫)新版「知の衰退」からいかに脱出するか?―そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!! (光文社知恵の森文庫)
大前 研一

光文社  2011-02-09
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【本の構成】
  Introduction

  第1章 「低IQ社会」の出現
  第2章 官制不況の根は「知の衰退」
  第3章 1億総「経済音痴」
  第4章 政局と「集団知」
  第5章 ネット社会と脳
  第6章 無欲な若者と学力低下
  第7章 「集団IQ」を高める教育改革
  第8章 「低IQ社会」で得をしているのは誰か
  第9章 勝ち組から学べ
  第10章 21世紀の教養
  文庫版 Extra Chapter
       あれから2年、「知の衰退」は止まったか?

  という構成となっている。

【キーワード】
  大前研一さん
  知の衰退とは?


【くまの感想】
  まさに大前研一さんが、日本の若者に向けたメッセージだ。
  考えることの重要性、何を考えればいいのか?そのヒントを
  くれる。


  本にはいろいろな種類がある。
  大前さんの本は、読むとさらなる広がりを与えてくれる。
  まさにきっかけをつくってくれる。
  
  そして、著者独特のビジョンも知らせてくれる。


  そして、著者は、日本の若者たちに期待を寄せる反面、
  今のままではダメだと叱咤激励してくれるのである。


  そう、すでに世界から取り残されている日本に対してだ。


  特に今社会の実践で活躍している人、そして、社会人として
  突入した人が読むべき本だと思うのである。


  そして、考える ことが大切なのだということを知る。


  ■ 引用メモ ■
   自分が迷子になったときを考えてみればよくわかると思う。
   迷子になったときに最初にすることといえばーーそれは
   位置確認であろう。自分がいる場所がどこかわかれば、
   あとはそれをもとに出口を見つけられるから、おのずと
   進むべき道は見えてくる。しかし、「集団IQ」が低下して
   しまうと、自分がどこにいあるのかすらわからなくなってしまう。


   ⇒ 著者は、集団IQ、集団知のこれからの重要性。
    および、進むべき道、つまりビジョンを持つことの大切さを
    上記のようにたとえているのである。わかりやすく、なるほど
    日本に足りないことは納得できる。


  ■ 引用メモ ■
   いまはあらゆるものを交配すること(クロス・ファクタリゼーション)
   によって、人々の「知」が高まっていく時代である。こうして
   誕生したハイブリッド人間こそが、この時代を引っ張っていく。


   ⇒ 興味深いコメントである。集団知がネットの発展と関係
    しており、そこから生まれるハイブリッド人間。これまでに
    ないタイプの人間がこれからの時代を引っ張っていくという
    のだ。


  ■ 引用メモ ■
   「日本は、これからそもそも何でメシを食っていくのか?」
   ということを、国民全体が考えなければならない。そうすれば
   目指す方向が明確になるので、それによって子供たちの
   どんな能力を育み、どんなスキルを身につけさせればいいか
   も明確になる。


   ⇒ 政府ではないところが興味深い。そう、国民全体が考える
    ことが重要になる。まさに集合知の活用なのだ。大納得である。


  著者は、今の日本の若者、社会を貶している。でも、それは
  本当に将来のことを考えているからなのがよくわかるのである。


  528ページにわたる大前研一さんの教えは興味深い。


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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