2012年6月30日土曜日

読書(114/365)★★★ 中学受験で子供と遊ぼう 高橋秀樹・牧嶋博子著

【今日の出来事】
  本日2冊目のご紹介は、中学受験の本。

【本の紹介】
(114/365) 中学受験で子供と遊ぼう 高橋秀樹・牧嶋博子著
           日経ビジネス人文庫


中学受験で子供と遊ぼう (日経ビジネス人文庫)中学受験で子供と遊ぼう (日経ビジネス人文庫)
高橋 秀樹 牧嶋 博子

日本経済新聞出版社  2007-02
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【本の構成】
  序章  中学受験で子供と遊ぼう  
  一章  受験させるつもりはなかった
       <妻のつぶやき>学童クラブ

  二章  父母の逡巡
       <妻のつぶやき>校内暴力

  三章  長男の挫折 
       <妻のつぶやき>2002年学習指導要領改訂
 
  四章  私立中学に決めた理由
  
  五章  塾選びは親の責任


  六章  志望校選びは難しい

  七章  二度目の塾変更
       <妻のつぶやき>お弁当

  八章  次男の登校拒否が直った
       <妻のつぶやき>低学年の登校拒否
  
  九章  お父さんは過去問を解いてみよう
       <妻のつぶやき>父親の熱心な子は受かる!?


  十章  志望校変更と偏差値
       <妻のつぶやき>小学校とのつき合い方①


  十一章 長男二度目の挫折と夫婦喧嘩
       <妻のつぶやき>小学校とのつき合い方②


  十二章 一日八時間の勉強と塾の先生
       <妻のつぶやき>先生について①


  十三章 入試問題を大研究してみる
       <妻のつぶやき>先生について②


  十四章 受験生家族の秋は忙しい
       <妻のつぶやき>サレジオ学院
       <妻のつぶやき>PTA活動はリストラすべし


  十五章 ヤマをはる
       <妻のつぶやき>小学校とのつき合い方③


  十六章 いよいよ入試本番だ
       <妻のつぶやき>立教新座
       <妻のつぶやき>紫式部と運


  十七章 私立中学にはいってみれば・・・・


  あとがき


  <妻のあとがき>
  増補版あとがき

  という構成となっている。



【キーワード】
  中学受験で子供と遊ぶ?


【くまの感想】
  まさに我が家も開始。中学受験に向けた取り組み。
  著者が主張する中学受験で子供と遊ぶ?とは?


  読んでみると


  頭が下がります。


  ここまでやっているのだ。


  まだまだだ。我が家は・・・


  この本がかけている時点で成功する理由がよくわかる。
  そして、家族が一体となってやっているのを感じる。


  やるからには目標を持ってとことん。そして、戦略も
  練りながらやっていく。


  そして、子どもに合った方法、学校を選び、背中を
  少し押してあげる必要がある時期なのだ。


  そんなプロセスがよくわかるのだ。


  だれでもできるわけではない・・・


  ■ 引用メモ ■
   「お父さんが熱心な子は受かるのよね」


   ⇒ 著者は「迷信」だと記載しているが、この本を読むと
    あながちそのとおりだと思わせるから不思議だ。


  驚いたのは、武蔵の受験問題の傾向を分析し、


  どんな問題が出るか?を予想し、問題まで作成してしまう。
  こんなことができるか?ふつう。


  しかも、あたりかけているから不思議なのだ。


  著者は「山をはる」という言い方をしているが、このアプローチを
  することにより、なんというか、もうほとんど対策ができている
  というか、どんな問題が出るかのイメージができているのだ。


  子供に少しでも近づいて、後押ししたいという気持ちが


  伝わるのだろう。興味深いアクションなのだ。でも正直まねできない。


  
  全く同じスタイルをまねる気はないが、今がんばっている我が娘にも
  何か後押しできることがないか考えてみたくなった。そう、楽しみながら。




出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

読書(113/365)★★★ 教え方の鉄則 松尾昭仁著

【今日の出来事】
みなさん。こんばんは。
 土曜日リフレッシュしましたか?
 
 全国天気もよく、北海道が暑かったみたいですねー。
 私は家でのんびり、夕方から活動開始


 次女と恒例のスイミングに行ってきました。
 最初行くのが面倒臭いのですが、泳ぎだすと行ってよかったと
 思います。笑。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 土曜日 リフレッシュできて「よかった」


【本の紹介】


 本が好き!!からの抽選献本御礼!

(113/365) 教え方の鉄則 松尾昭仁著 マガジンハウス
 
部下が育てば上司が得する!  教え方の鉄則 (ビジネス鉄則シリーズ)部下が育てば上司が得する! 教え方の鉄則 (ビジネス鉄則シリーズ)
松尾 昭仁

マガジンハウス 2012-06-14
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【本の構成】
  はじめに

  第1章 正しく教えれば、上司のあなたが得をする!

  第2章 教えるときに、これだけはやってはいけない!

  第3章 まずは「教え方の基本」を身につけよう!

  第4章 タイプ別「困った部下」の対処法

  第5章 教え方次第で、部下を「やる気」にさせられる!

  第6章 正しいほめ方、正しい注意の仕方


  おわりに

  という構成となっている。


【キーワード】
  教え方とは? 鉄則とは?



【くまの感想】
  この本で主張する部下に教えることのメリットは大きい
  ことに大納得。それは組織力の偉大さにもつながっていく。
  部下のほめ方については、少し正直違和感がある。
  このやり方でいいのだろうか?


  正直、最近組織力の強みというのを実感した。


  体制が出来上がる前と後では、とっても力強さが
  異なるのである。


  100の力の人が1人よりも、60の力の人が10人いると
  6倍の力が生み出せる。この力は偉大なのだ。


  そして、重要なのは、100の力を持つ人が10人の人に
  ちゃんと60くらいの力を教える必要があるということだ。
  そう、時間をおしまずに・・・


  具体例は少し違うけれども著者の主張に大納得なのである。




  後半の部下のほめ方については、少し違和感がある。


  それは具体的にまだ実施したことがないからなのかもしれない。


  やる気のない部下


  モチベーションを上げるために上司がやるべきこと


  それは何か?


  この問題ほど難しいものは、ない。


  ■ 引用メモ ■
   教え上手な人は「中長期的な視点」を持っています。目先の仕事
   だけではなく、将来の仕事まで考えて、教えることに時間を割く
   わけです。


   ⇒ 中長期的な視点。これは難しい。著者も記載しているが、上司に
    該当している人はほとんどがプレイングマネージャーだからだ。
    この状態で中長期的な視点を持ち、教えることに時間を割ける
    ことができる。なんてやっぱり難易度が高い。逆にそれができると
    大きな力となるのである。


  ■ 引用メモ ■
   「結果」よりも「行動」をほめてあげる
   具体的にほめるときの最大のコツは、部下の「行動」に焦点を
   当てること。


   ⇒ なるほど。これは勉強になる。結果がついてくればさらに
     いいがそのアプローチについてどうだったか?見ておくこと
     重要なのだ。


  ■ 引用メモ ■
   部下を「ダメな部下」と言うことは、自分がダメな上司であること
   を公言しているようなもの。


   ⇒ 最近自分の子供に対してのコメントのときにそう思うようになった。
    これはよく見かける状況なのだ。注意しよう。そして、改善しよう。


  ■ 引用メモ ■
   最近、気づいたことがあります。
   それは、教え下手な人は「ないもの」にフォーカスし、教え上手な人
   は「あるもの」にフォーカスする、ということです。


   ⇒ これは興味深い視点である。確かにこれはわかる。うまい
     表現なのだ。


   後半の部下への接し方、教え方、ほめ方については、なんだか
   違和感がある。


   なぜだろう?


   そう   ・・・・ してあげる。 と書いてあることが多いからなのだ。


   持論であるが、この時点で、私は、部下とは共有できないのでは


   ないか?と思うからだ。




出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

読書(112/365)★★★★ 一日一生 酒井雄哉著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。先ほど韓国から帰国しました。
 韓国の生活もだいぶ慣れてきました。


 今回も仕事ですが、いろんな経験ができました。


 土日たっぷりリフレッシュします。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 今回も韓国の出張、いろんな経験ができて「よかった」




【本の紹介】
(112/365) 一日一生 酒井雄哉著 朝日新書


一日一生 (朝日新書)一日一生 (朝日新書)
天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉

朝日新聞出版  2008-10-10
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【本の構成】
  第一章  一日一生  
     一日が一生、と思って生きる
     身の丈に合ったことを毎日くるくる繰り返す
     仏さんは、人生を見通している
     足が疲れたなら、肩で歩けばいい
     ありのままの自分としかっと向き合い続ける
     人からすごいと思われなくたっていいんだよ
     「一日」を中心に生きる
     人は毎日、新しい気持ちで出会える

  第2章  道
     生き残ったのは、生き「残された」ということ
     長い長い引き揚げの旅が教えてくれたこと
     同じことを、ぐるぐるぐるぐる繰り返している
     どんな目にあったとしても
     人の心には闇がある
     ある日突然、妻は逝ってしまった
     人生の出会いはある日突然やってくる
     仏が見せた夜叉の顔
     自分は何のために生まれてきたのか、
       なにするべきか問い続ける
     その答えを、一生考え続けなさい


  第3章  行
     衣を染める朝露も、いつしか琵琶湖にそそぐ
     歩くことが、きっと何かを教えてくれる
     知りたいと思ったら、実践すること
     仏さんが教えてくれた親子の情愛
     息を吸って、吐く。呼吸の大切さ
     仏はいったいどこにいるのか
     身の回りに宝がたくさんある
     学ぶことと、実践することは両輪
     ゆっくりと、時間をかけて分かっていくことがある

  第4章  命
     ほっこり温かな祖父母のぬくもり
     大きな父の背中におぶわれた冬の日
     子供はおぶったりおぶわれたりして育つ
     夜店で母が隠した父の姿
     心と心が繋がっていた父と母
     東京大空襲の時に鹿児島で見た夢
     死を目前とした兄と弟
     一生懸命生きる背中を子供に見せる
     命が尽きれば死んで、他の命を支えるんだよ

  第5章  調和
     桜は、精いっぱい咲いている
     人は自然の中で生き、生かされている
     思い荷物を負う中国の子供たちにみた「大志」
     心のありようはいろいろなものに作用される
     本当は同じものを見ているのかもしれない
     命あるものはみな繋がっている
     まだ、たったの三万日しか生きていないんだなあ

  という構成となっている。



【キーワード】
  一日一生とは?


【くまの感想】
  目次の言葉が特に印象に残ったので少し丁寧に記載してみた。
  まさに深い。


  苦行


  今の私には考えられない行為のように見える。なぜあえて
  苦行を行うのか?


  そこから何をくみ取るのか?


  この本を見るとそれを少し紹介してくれる。


  じゃぁ。明日からやってみる・・・


  というわけにはさすがにいかないが・・・・


  ■ 引用メモ ■
   自分の地金は自分が一番よう分かっているでしょう。大事なのは
   人からすごいと言われることじゃない。人間は金持ちでも貧乏でも
   頭が良くてもできが悪くても、だれでもいつかは死ぬ。死んだら終わり
   だれも変わらないんだ。大事なのは、今の自分の姿を自然に
   ありのままにとらえて、命の続く限り、本当の自分の人生を生きる
   ことなんだな。


   → 自分の姿をありのままにとらえる。本当の自分の人生とは?
     それを生きることが重要。なるほど。深いのだ。


  ■ 引用メモ ■
   「一日が一生」と考える。「一日」を中心にやっていくと、今日一日
   全力を尽くして明日を迎えようと思える。一日一善、だっていい
   一日、一日と思って生きることが大事なのと違うかな。


   → 全力を尽くして、一日が一生と思ってやっていくことの重要さ。
     その積み重ねがきっと大事なのだな。


  ■ 引用メモ ■
   知っていることを生かすことができないってことは、結局、生かす
   ところまで学んでなかったってことになるんだよな。


   → 実践する力が弱い。やってみて、じゃぁ。どうする?と考える
     行動することが重要なんだ。


  ■ 引用メモ ■
   八十年といっても、地球の命に比べたらほんのはかないもの。
   八十何年生きたからどうの、これまで何をしてきましただのでは
   なくて、大事なのは「いま」。そして「これから」なんだ。いつだって
   「いま」何をしているのか、「これから」何をするかが大切なんだよ。


   → とっても前向きな考えと思う。とっても。


  この本を読んでいると日々生活している自分がなんだかちっぽけ
  というか、ささいなことで悩んでいるのがあほらしく思えてくるから
  不思議だ。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年6月26日火曜日

読書(111/365)★★★ 日本人へ リーダー篇 塩野七生著

【今日の出来事】
 おはようございます。昨日の夜移動で韓国に入りました。
 今週も韓国で過ごす予定です。


 まだまだ言葉は駄目ですが、3週も過ごしていると慣れが
 でてくるものですね。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 今週もいい滑り出しができて「よかった」




【本の紹介】
(111/365) 日本人へ リーダー篇 塩野七生著 文春新書


日本人へ リーダー篇 (文春新書)日本人へ リーダー篇 (文春新書)
塩野 七生

文藝春秋  2010-05-19
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【本の構成】
  Ⅰ 
   イラク戦争を見ながら
   アメリカではなくローマだったら
   クールであることの勧め
   イラクで殺されないために
   継続は力なり
   「法律」と「律法」
   組織の「年齢」について
   「戦死者」と「犠牲者」
   戦争の大義について
   送 辞
   笑いの勧め
   若き外務官僚に
   文明の衝突


  Ⅱ
   想像力について
   政治オンチの大国という困った存在
   プロとアマのちがいについて
   アマがプロを越えるとき
   なぜこうも、政治にこだわるのか
   どっちもどっち
   気が重い!
   「ハイレベル」提案へ感想
   カッサンドラになる覚悟
   倫理と宗教
   成果主義のプラスとマイナス
   絶望的なまでの、外交感覚の欠如
   はた迷惑な大国の狭間で
   帰国中に考えたこと


  Ⅲ 
   歴史認識の共有、について
   問題の単純化という才能
   拝啓 小泉純一郎様
   知ることと考えること
   紀宮様の御結婚に想う
   自尊心と職業の関係
   文化破壊という蛮行について
   乱世を生きのびるには・・・・・
   負けたくなければ・・・・・
   感想・イタリア総選挙
   歴史事実と歴史認識
   国際政治と「時差」
   「免罪符:にならないために


  という構成となっている。



【キーワード】
   海外から見た視点
   日本人へ


【くまの感想】
  あえて丁寧に目次を書いてみた。海外から見た日本
  客観的に見ることで知ることもあるのだ。


  著者は、いろんなメッセージをくれている。
  この本は、2003~2006年に連載され、2010年に
  出版されたものである。


  なので少し内容が懐かしい感じがする。


  私はこうゆう読み方も好きなのだ。


  当時の状況を再確認できるからだ。そして、今
  どうなっているのか?


  も検証できるからだ。


  小泉純一郎さんのこと、いろんなところで出てくるのだが


  本当にいい首相だったのか? など。


  ■ 引用メモ ■
   よく外交担当者たちが、他の国々も我が国の立場を
   理解してくれています。なんて言うが、世界中では
   「カネは出せないが人は出せる」という国のほうが
   圧倒的に多く、その中で「カネは出すが人は出せない」
   という日本の存在は、不都合ではまったくないからである。
   理解などしてくれるはずもないではないか。


   → 少しきついがこのような見方なのだろう。


  ■ 引用メモ ■
   マキアヴェッリの次の言葉を明日の外交担当者たちに
   贈りたい。
   「常に勝ちつづける秘訣とは、中ぐらいの勝者でいつづけることにある」
   中ぐらいなんて簡単ではないか、などと思わないでほしい。
   なにしろ「外政」とは、武器を使わない戦争でもあるのだから。


   → このように 「ぽつ」と出てくる著者のコメントがとっても
    気になる。いわゆるアクセントになっているのが面白い。


  
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年6月24日日曜日

読書(110/365)★★★ 知られざる大隈重信 木村時夫著

【今日の出来事】
 本日3冊目のご紹介は、大隈重信さんの話。

【本の紹介】
(110/365) 知られざる大隈重信 木村時夫著 集英社新書


知られざる大隈重信 (集英社新書)知られざる大隈重信 (集英社新書)
木村 時夫

集英社  2000-12-15
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【本の構成】
  はじめに  評価まちまちの大隈重信


  Ⅰ 
  第一章 佐賀における大隈 反発から飛躍へ
  第二章 長崎における大隈 念願の英学研究
  第三章 幕末動乱の中で


  Ⅱ  第一章 新政府出仕
  第二章 明治政府の原動力
  第三章 大隈と廃藩置県
  第四章 岩倉使節団の欧米派遣
  第五章 嵐を呼ぶ朝鮮問題
  第六章 岩倉一行の帰国と朝鮮問題


  Ⅲ
  第一章 六年政変以後の情勢
  第二章 佐賀人の恨みの的、大隈
  第三章 台湾出兵と大隈
  第四章 西南戦争の前後


  Ⅳ
  第一章 明治十四年の政変
  第二章 立憲改進党の結成
  第三章 東京専門学校の創立


  Ⅴ
  第一章 大隈と条約改正
  第二章 名誉にならない第一次大隈内閣
  第三章 命運をかけた第二次大隈内閣


  Ⅵ
  第一章 二一ヶ条問題
  第二章 二一ヶ条問題の進展
  第三章 憲政の常道ならず  大隅内閣の退陣
  
  Ⅶ
  第一章 シベリア出兵とその余波
  第二章 大隈の功罪論
  第三章 正解引退後の大隈


  Ⅷ
  第一章 大隈の文明運動
  第二章 文化事業の支援
  第三章 大隈の死


  おわりに
  参考文献
  写真協力 早稲田大学図書館特別資料室
         外務省外交史料館


  
  という構成となっている。



【キーワード】
  大隈重信さん


【くまの感想】
  たんたんと記述すること。歴史上の人物を知るためにはとってお
  わかりやすいのである。目次をみるとおのずと思い出す。


  大隈重信さんというと早稲田大学の創始者


  でも当時はそこにとどまらず、いろんな場面で登場する幕末の
  重要自分物であることがわかる。


  また、文章は事実ベース、脚色はきっとないだろう。
  それくらい厳密に抱えれていることがうかがえる。


  有名人って、その人個人のことはよくわかるのであるが、当時の
  人々のかかわり等もこの書を読めばわかるから興味深い。


  福沢諭吉さんが慶応義塾大学のために、大隈重信さんにお金を
  相談してる


  というところを見ても、興味深い。人物が点々とあらわているとこに
  共通点が流れが見いだされる。その面白さを感じさせてくれる。




出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

読書(109/365)★★★ 禁煙バトルロワイヤル 太田光・奥仲哲弥著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、禁煙・喫煙の話。



【本の紹介】
(109/365) 禁煙バトルロワイヤル 太田光・奥仲哲弥著 集英社新書


禁煙バトルロワイヤル (集英社新書 463I)禁煙バトルロワイヤル (集英社新書 463I)
太田 光 奥仲 哲弥

集英社  2008-10-17
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【本の構成】
  第一章 タバコは本当に身体に悪いのか
  第二章 誰も知らなかったタバコの本当の怖さ
  第三章 喫煙者お逆襲。なぜタバコだけが悪者にされるのか
  第四章 やめるか、吸うか、タバコ一箱1000円時代
  第Ⅴ章 どうすればタバコがやえられるか
  第Ⅵ章 これからどうなるタバコの行方。太田vs。奥仲、最終バトル
  バトルを終えて 
     太田光/奥仲哲弥

【キーワード】
タバコ
禁煙と喫煙

【くまの感想】
  バトルが繰り返される。タバコを吸うこと。
  タバコを吸うと健康に害が、じゃぁ。吸わないと健康にいいか?


  太田さんと奥仲さんの


  バトルはすごい。


  よくこれだけ会話が続くものだ。


  確かにタバコをやめたからといって、みな長生きできるか?


  そうとは限らない。


  じゃぁ。タバコを吸っていいか?


  いや違う。


  このバトル、難航する。


  ■ 引用メモ ■
   一日に吸うタバコの本数×年数。これは「ブリンクマン指数」
   といって、喫煙者ががんにかかる危険度数を表します。この
   指数が400を超えると危険ゾーンに入り、800を超えると
   極めて危険なゾーンに突入していることになります。


   ⇒ これは興味深い指数だ。私はタバコを今まで一度も吸った
    ことがないが、この指数は面白い。そう蓄積されるとやはり
    健康に害が出るのだ。


  ■ 引用メモ ■
   喫煙の害というとすぐみなさん肺がんと言いますが、喫煙の
   肺がんへの影響などまだかわいいもので、日本では、吸う人
   と吸わない人では4.5倍の差があるといわれています。
   ところが、喉頭がんの羅患率は32.5倍なんですよ。


   ⇒ うーん。これは意外だけれど、イメージができるな。


  このあと、太田光さんは、ずいぶん喫煙についてバトル頑張って
  いるが、やはり最終的には個人の選択なのだ。


  
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

読書(108/365)★★★★ 「知の衰退」からいかに脱出するか? 大前研一著

【今日の出来事】
みなさん。こんばんは。土日リフレッシュできましたか?


 土曜日は、長女(小5)、次女(小2)の授業参観でした。
 毎年思うのですが、自分の思い出とダブります。


 夕方は、恒例の次女(小2)とスイミング 100m×10本=1km 平泳ぎ
 
 リフレッシュできました。


 日曜日は、トレッサで買い物、そして、午後は義理の弟家族と
 団らんのひと時でした。



 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 日本での週末、たっぷり過ごすことができて「よかった」






【本の紹介】
(108/365) 「知の衰退」からいかに脱出するか? 大前研一著
    光文社知恵の森文庫




新版「知の衰退」からいかに脱出するか?―そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!! (光文社知恵の森文庫)新版「知の衰退」からいかに脱出するか?―そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!! (光文社知恵の森文庫)
大前 研一

光文社  2011-02-09
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【本の構成】
  Introduction

  第1章 「低IQ社会」の出現
  第2章 官制不況の根は「知の衰退」
  第3章 1億総「経済音痴」
  第4章 政局と「集団知」
  第5章 ネット社会と脳
  第6章 無欲な若者と学力低下
  第7章 「集団IQ」を高める教育改革
  第8章 「低IQ社会」で得をしているのは誰か
  第9章 勝ち組から学べ
  第10章 21世紀の教養
  文庫版 Extra Chapter
       あれから2年、「知の衰退」は止まったか?

  という構成となっている。

【キーワード】
  大前研一さん
  知の衰退とは?


【くまの感想】
  まさに大前研一さんが、日本の若者に向けたメッセージだ。
  考えることの重要性、何を考えればいいのか?そのヒントを
  くれる。


  本にはいろいろな種類がある。
  大前さんの本は、読むとさらなる広がりを与えてくれる。
  まさにきっかけをつくってくれる。
  
  そして、著者独特のビジョンも知らせてくれる。


  そして、著者は、日本の若者たちに期待を寄せる反面、
  今のままではダメだと叱咤激励してくれるのである。


  そう、すでに世界から取り残されている日本に対してだ。


  特に今社会の実践で活躍している人、そして、社会人として
  突入した人が読むべき本だと思うのである。


  そして、考える ことが大切なのだということを知る。


  ■ 引用メモ ■
   自分が迷子になったときを考えてみればよくわかると思う。
   迷子になったときに最初にすることといえばーーそれは
   位置確認であろう。自分がいる場所がどこかわかれば、
   あとはそれをもとに出口を見つけられるから、おのずと
   進むべき道は見えてくる。しかし、「集団IQ」が低下して
   しまうと、自分がどこにいあるのかすらわからなくなってしまう。


   ⇒ 著者は、集団IQ、集団知のこれからの重要性。
    および、進むべき道、つまりビジョンを持つことの大切さを
    上記のようにたとえているのである。わかりやすく、なるほど
    日本に足りないことは納得できる。


  ■ 引用メモ ■
   いまはあらゆるものを交配すること(クロス・ファクタリゼーション)
   によって、人々の「知」が高まっていく時代である。こうして
   誕生したハイブリッド人間こそが、この時代を引っ張っていく。


   ⇒ 興味深いコメントである。集団知がネットの発展と関係
    しており、そこから生まれるハイブリッド人間。これまでに
    ないタイプの人間がこれからの時代を引っ張っていくという
    のだ。


  ■ 引用メモ ■
   「日本は、これからそもそも何でメシを食っていくのか?」
   ということを、国民全体が考えなければならない。そうすれば
   目指す方向が明確になるので、それによって子供たちの
   どんな能力を育み、どんなスキルを身につけさせればいいか
   も明確になる。


   ⇒ 政府ではないところが興味深い。そう、国民全体が考える
    ことが重要になる。まさに集合知の活用なのだ。大納得である。


  著者は、今の日本の若者、社会を貶している。でも、それは
  本当に将来のことを考えているからなのがよくわかるのである。


  528ページにわたる大前研一さんの教えは興味深い。


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!