2012年5月22日火曜日

読書(94/365)★★★ 紅一点論 斎藤美奈子著

【今日の出来事】
  みなさん。こんばんは。今週も颯爽と始まり、颯爽と思わりました。
  なんといっても
  金環日食 少しの時間でしたがちゃんとみれました。感動。


  子供たちも喜んでおりました。それ以上に私も騒いでました。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 金環日食見れて「よかった」 やっぱり、自然現象はすごい。


【本の紹介】
(94/365) 紅一点論 斎藤美奈子著 ちくま文庫


紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)
斎藤 美奈子

筑摩書房  2001-09
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【本の構成】
  はじめに  世界は「たくさんの男性と少しの女性」でできている


  紅一点の国
  第一章  アニメの国
  第二章  魔法少女と紅の戦士
  第三章  伝記の国
  第四章  紅一点の元祖ジャンヌ・ダルク
  
  紅の勇者
  第一章  少女戦士への道
         「リボンの騎士」「ハニー」「セーラームーン」   
  第二章  組織の力学  
         「ヤマト」「ガンダム」「エヴァンゲリオン」  
  第三章  救国の少女
         「コナン」「ナウシカ」「もののけ姫」  
  第四章  紅の勇者の30年
   


  紅の偉人
  第一章  天使の虚偽 フローレンス・ナイチンゲール
  第二章  科学者の恋 マリースクロドフスカ・キュリー
  第三章  異能の人 ヘレン・ケラー
  第四章  紅の偉人の50年

  あとがき
  解説   姫野カオルコ
  という構成となっている。


【キーワード】
  紅一点論とは?


【くまの感想】
  私は著者斎藤美奈子さんの独特なアイロニーが好きだ。
  また紅の勇者のところで追及している漫画の世代が私が
  見ていたころとマッチしているからなお楽しい。


  紅の偉人の部分は
  少しブラックな感じのコメントだ。日本人でここまで知っている
  人は少ないのではないだろうか?


  とっても楽しく読める。
 
  「女の子の漫画」


  変遷を見せたのは、「セーラームーン」だという、それまでは
  女の子の漫画像、ストーリーには、悪と戦うシーンは全くない。


  そして、これを機に、変化を遂げていくというのである。


  確かに。


  ■ 引用メモ ■
   宮崎アニメの特徴は、女の子が活躍する点である。それも
   単なる「きれいどころ」的な扱いではなく、男の登場人物と
   同等か、それ以上に強い意志をもって行動する女性が主役
   ないし、準主役として登場する。
   ・・・・ 中略 ・・・・
   宮崎アニメは「男の子の国VS女の子の国」の戦いを描いて
   いるのだ。


   ⇒ 興味深い。分析である。宮崎アニメといえば世界的にも
    評価を受けている。そこには、世界共通に愛される要素が
    あるのではないだろうか?




  著者、斎藤美奈子さんの鉄槌を味わってみるのも醍醐味がある。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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