2011年11月23日水曜日

読書(292)★★★★ マンボウあくびノオト 北杜夫著


【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、北杜夫さんの著書。私は初だったので
 少し感動しました。
 
【本の紹介】
  (292)  マンボウあくびノオト 北杜夫著 中公文庫

マンボウあくびノオト (中公文庫)マンボウあくびノオト (中公文庫)
北 杜夫

中央公論社  1997-03
売り上げランキング : 518590

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 【本の構成】
  1
   なまけもの論
   なまけもの再論
   ホラ天国・八丈島
   女人礼讃
   アフリカ沖のながあい航海

  2
   第三惑星ホラ株式会社
   少年と狼
   彼は新しい日記帳を抱いて泣く
   活動写真
   
  3 
   人われを白痴とよぶ
   当世医者心得
   葡萄酒のこと
   酒をやめさせる薬
   ボロ車のこと
   子供マンガはやはり害がある?
   私の児童映画ロン
   名前のことなど
   虫をくれるのは困る
   一等船客失格
   アフリカ・マイマイ
   宮古島にて
   沖縄のはずれの島
   税関にて
   大凧
   宇宙の加速度
   朝の光
  
   という構成となっている。

 【キーワード】
   北杜夫さんワールド

 【くまの感想】
   私は初めて北杜夫さんの作品を読んでみた。この歳になって
   初めて。
   そのユニークさは、おもしろい。少し自虐的な内容があるにも
   かかわらず前向きに味わえるのが面白い。

   ■引用メモ■
   本当は私は男女のことにすいてもう少し別なことを書いてゆく
   筈だったのであるが、途中でコーフンしてきて、もう男女のこと
   などどうでもよくなった。このように勢いたつのがいけないので
   ある。更にコーフンして、人類総ナマケモノ運動などを提唱し、
   署名をとろうとガナリたてたりすればなおいけない。従って
   私は慌ててナマケモノとなって、そんなことはやるまいと考える。
   この稿だってこれでやめてしまうのだが、最後に、この文章は
   冒頭のバナナのすべり易さのごときものであることを付記して
   おきたい。

   ⇒ とっても自虐的な部分はあるけれど、前向きに味わえると
    思いませんか?

   そして、私は恥ずかしながら、斎藤茂吉さんのご子息であることを
   知ったのは最近のことである。最近亡くなられて残念でならないが
   しばし、北杜夫さんの作品とも出会っていきたいと考えている。

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

0 件のコメント: