2011年10月19日水曜日

読書(274)★★★ 黄金比はすべてを美しくするか? マリオ・リヴィオ著


【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、「黄金比」の話。
 
【本の紹介】
  (274)  黄金比はすべてを美しくするか? マリオ・リヴィオ著
         斉藤隆央訳 早川書房

黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語
マリオ リヴィオ Mario Livio

早川書房  2005-12
売り上げランキング : 52393

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 【本の構成】
  はじめに
  1     Φへのプレリュード
  2     音程と五芒星形
  3     星を指すピラミッドの下に
  4     第二の宝
  5     気だてのよい息子
  6     神聖な比例
  7     画家と詩人はどんな思い切ったこともやってよい
  8     タイルから天空まで
  9     神は数学者なのか?

  訳者あとがき
  図版/引用出典
  参考文献
  付録

  という構成となっている。

 【キーワード】
  黄金比

 【くまの感想】
  前から話題にもなっており、気になる「黄金比」なぜ、昔からある
  美術品に多様されているのか?不思議なことが一杯ある。数学
  的に説明はできるものの、なぜ、これらを多様できたのか?
  不思議なのだ。

  本書は、そういった謎を徹底的に数学的に解明していくものである。
  そして、応用編の形状も解いていく過程があり、頭が下がる。
  
  難しいし、頭の体操になる。

  数の不思議
  幾何学の不思議

  昔の数学者は、えてして、芸術にも勤しんでいる気配を感じる。

  その作品達にはその謎を盛り込めているのだろうか?

  ミステリー小説のようだ。


  「森博嗣さんの作品」

  を読んでいる気分となる。(ただし、人は死んだりしないが・・・)

  ■引用メモ■
  古代エジプトの人は確かに黄金比をしっていたということになる。
  この数が大ピラミッドの寸法比に現れるばかりか、設計者の意図
  がヘロドトスの言明として歴史書に触れられていることで、黄金比
  の存在が裏付けられているいるように見えるからだ。

  → 本当かどうかは、わからないことであるが、楽しくワクワクして
   くるのは私だけだろうか?

  ■引用メモ■
  詳しくは本書で読んでいただきたいが、初めて知る人はきっと
  キツネにつままれたような間隔に陥るはずだ。訳者は新聞の
  株式欄でこれを確かめて愕然とした。数には、われわれの常識
  を超えたトリックがひそんでいるのである。

  → トリックなのだろうか?それとも人間のDNAがそのデザインを
   好むようにしているのかもしれない。いずれにしても魅惑的なのだ。

  途中数学の証明や導きがあり、数学が苦手な人は嫌になってくる
  かもしれないが、めげずに読んでみるとその神秘がわかるような
  きがする。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

0 件のコメント: