2011年10月12日水曜日

読書(268)★★★ 参議院なんかいらない 村上正邦 平野貞夫 筆坂英世著


【今日の出来事】
 本日の2冊目のご紹介は、「参議院なんかいらない」という本。
 
【本の紹介】

  (268)  参議院なんかいらない 村上正邦 平野貞夫 筆坂英世著 幻冬舎新書
参議院なんかいらない (幻冬舎新書)参議院なんかいらない (幻冬舎新書)
村上 正邦 筆坂 秀世 平野 貞夫

幻冬舎  2007-05
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 【本の構成】
  まえがきに代えて
  第一章  国会議員は特権階級であってはならない  
  第二章  タレント議員の府  

  第三章  参議院を殺した政治家たち  
  第四章  参議院改革の歴史  
  第五章  「村上天皇」体制とその変質  
  第六章  参議院改革論  
  第七章  政治改革の本丸は参議院の大改革  
  あとがき

  という構成となっている。


 【キーワード】
  参議院なんかいらない?   

【くまの感想】
  なるほど、興味深い題名のひきつけである。あとがきにも書いてあるが
  当事者達の不満にも聞えてくる本であるが、基本的に私も賛成である。
  シュリンクすべきものの1つかもしれない。

  ■引用メモ■
  GHQは二院制の条件として、参議院に対し民主的な国家運営に寄与
  することを要求しました。幅広く見識のある議員を選ぶため選挙制度
  も全国区にしたんです。
  二院制には白洲次郎も反対しました。だから白洲は新憲法を作るとき、
  「参議院からは大臣を出さない」「予算には介入しない」という条件を
  付けた。戦後の二院制の誕生の際には、こうした議論がされていた。
  白洲には今日の「参議院無用論」が出ることを見越した先見の明が
  あったんです。

  → 一度参議院議員の仕事を密着して、それぞれ必要か不要かを
   判断したい。必ず昨日していない存在がいるのではないだろうか?
   そんな時代がきたのかもしれない。

  ■引用メモ■
  昭和20年代に憲法が理想とした参議院はすでに死んでいるのです。

  →経験者が自ら言っているのだから笑える。それほどまでに酷い
   ものなのか?益々介入したくなる。

  公務員などが追求を受けている昨今、政治家達の存在価値も追求
  してしかるべきなのかもしれない。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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