2011年10月4日火曜日

読書(260)★★★★ 考えない練習 小池龍之介著


【今日の出来事】
  こんばんは。今日は社内の報告会を聴講。久々に経路の違った仕事を
 しました。なんだか不思議な感覚です。

 明日も日本。がんばります。
 
 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今日も日本での仕事。報告会の聴講。異分野の刺激を持てて「よかった」


【本の紹介】
  (260)  考えない練習 小池龍之介著 小学館
考えない練習考えない練習
小池 龍之介

小学館  2010-02-09
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 【本の構成】
  はじめに
  第1章  思考という病 考えることで、人は「無知」になる 
 
  第2章  身体と心の操り方 イライラや不安をなくす練習
       1 話す
       2 聞く
       3 見る
       4 書く/読む
       5 食べる
       6 捨てる
       7 触れる
       8 育てる
 
  第3章  対談 池谷 裕二×小池龍之介
         僧侶が脳研究者に聞いた「脳と心の不思議な関係」

  「身体と心の操り方」早見表

  という構成となっている。

 【キーワード】
  考えない練習とは?

 【くまの感想】
  この本の表紙、題名(考えない練習)、前から気になりやっと出会える
  ことができました。また著者の経歴も気になる。東大卒で副住職。
  哲学を感じるのだ。

  ■引用メモ■
   仏道的にお勧めするのは、やはり欲とか怒りを喚起するものでは
   なく、ニュートラルなものをしっかり見るということです。
    たとえば歩いている際にも、周囲の景色に無頓着なままでいる
   のではなく、自分の視界が自身の移動とともに細かく変わっていく
   様に特に注目してみましょう。歩く時に「見えている」景色を、
   かなりの注意力や集中力で「見ている」景色に変えてみるのです。
   そうすると、実は手近に新鮮な刺激があることがわかります。

   → これは、面白い見方だと思った。ニュートラルなものをしっかり
      みる。イメージがつかないが、それを実践してみると新鮮な
      刺激を味わえるという。面白い。

  ■引用メモ■
   お笑い番組はかつて、私もストレスだらけだったころは大好きでした。
   しかしそれらの笑いはたいてい以下の三つの毒のどれかから
   成り立っているように思われます。

   (1) 他人の失敗を馬鹿にする優越感=「慢の欲」による笑い。
   (2) ツッコミを入れる攻撃性=「怒り」への感情移入による笑い。
   (3) 不条理な言葉や振る舞いにより生じる混乱=「無知、迷い」に
       よる笑い。

   → どれも確かに毒を感じるし、確かにその要素は含まれている。
     人間の本能はそれを好む特性を持っているのかもしれない。
     まさに毒なのだ。

  考えない練習。しかし、それは無の境地になることではなく。有効に
  情報を整理していくことだと理解した。まさにお坊さんからの説教。
  哲学を感じる本であった。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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