2011年8月31日水曜日

読書(227)★★★★ 日本復興計画 大前研一著

【今日の出来事】
 おはようございます。
 昨日は午後から仕事を「お休み」しました。たまの休みもリフレッシュできて
 いいものです。

 家族で食事に行ってきました。
 

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 休みリフレッシュ、家族と食事できて「よかった」

【本の紹介】
  (227) 日本復興計画 大前研一著 文藝春秋
日本復興計画 Japan;The Road to Recovery日本復興計画 Japan;The Road to Recovery
大前 研一

文藝春秋 2011-04-28
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 【本の構成】
  はじめに 
  第一章  これで原子力の時代は終わった  
  第二章  三分の二に縮小する生活  
  第三章  日本復興計画  
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
   原子力発電について
   日本復興について
   大前研一さん

 【くまの感想】
   いつも、痛快に読ませていただく。主張がはっきりしている
   ので気持ちがいい。著者は原子力関係の研究をされている
   経歴もあって、その意見は興味深いものがある。そして、
   現状の状態にも不安が募る。

   いまどうゆう状態にあり、どうすべきか?

   そのことを教えてくれている。

   ■引用メモ■
    たぶん東電は、海水を入れた瞬間に再使用をあきためた
    のではないぁ。復活させる方法がないわけではないが、炉心
     洗滌を行なうには放射線レベルが十分に下がるまで待たなく
    てはならない。五年から十年という年月である。常識的には
    あきらめたと考えるのが妥当なことだろう。

    ⇒ 原子力発電の時代はもう終わったのだろうか?

   ■引用メモ■
    ピーク時の電力量をカットできる三つの案を併用しろと
    提案している。

    ① 四月からサマータイムにする。発電する代わりに太陽に
      仕事をさせるわけだ。2時間ずらしてサマータイムを設ければ
      15%分助かる計算だ。

    ② 週五日間を選択制で操業。ただし土日が休日とはかぎらず
      企業やお店、ビルごとに、月曜から日曜まで均等になるように
      休日をずらしてもらう。ロードリバランスを行なえば7%の
      ピーク圧縮になる。

    ③ 夏の甲子園の中止。多くの国民がエアコンをがんがん入れ
      テレビを見る午後二時から三時が一年のうちで一番ピーク
      なのである。
     
    ⇒ ③については2時から3時にかけての節約が大事と読みとれる
      実際このように私の生活や職場でもこれらの取り組みが
      なされていたのを実感する。

   ■引用メモ■
    私は電力警報システムの提案をしている。地震や津波と同じように
    電力の余裕が10%を切ったときに、テレビや携帯電話で一斉に
    警報を出す。人々に不要な電力を一斉にカットするように「お願い」
    するのだ。そしていよいよ5%を切ったときには、テレビの放送を
    中止する。これで人々は冷房を止めて、散歩に出るしかなくなる
    だろう。

    ⇒ これは面白い提案だと思う。いつ、節約すべきかをわかっている
      ことは重要なことだ。

   第三章は震災の影響のみならず、日本がいまどうゆう状態にあるのか
   復興していくためには、どうすればいいか?などを教えてくれている。

   まさに私も「夫婦・子持ち・住宅ローン」を抱える(収入の50%以上を
   教育費とローン返済に充てる)40代だ。

   また、老後の時間(約8万時間の使い方)の提案のところも興味深い
   ものがあった。詳細は、本でね。

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

   

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