2011年6月22日水曜日

読書(163)★★★ 世界潮流の読み方 ビル・エモット著

【今日の出来事】
みなさんこんばんは。今日は暑かったですねー。
 家に帰ってきた今も暑いです。
 いよいよ夏の到来でしょうか?

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 夏の暑さを感じることができて「よかった」 

【本の紹介】
  (163)  世界潮流の読み方 ビル・エモット著 鳥賀陽正弘訳
         PHP新書
世界潮流の読み方 (PHP新書)世界潮流の読み方 (PHP新書)
ビル・エモット 烏賀陽 正弘

PHP研究所 2008-12-16
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 【本の構成】
  はじめに 地球規模で考えてみる
  序章   欧米の失速で、日本経済はどうなる
      「ドル覇権の終焉」を唱えるのはまだ早い 
            景気後退についての六つの予測
      金融危機を招いた米国住宅事情の奇妙さ
      「サブプライム問題」の四つの教訓
      資源バブルは間もなくはじける

  第1章  日本の課題と挑戦
      アジア外交における靖国問題
      消費者金融機関への間違った規制とは
            フリードマンの予見
      安倍晋三氏の教訓をブラウン英首相は生かせるか
      歴史的建造物を大切にしない日本人
      福田前首相は南京訪問をすべきだった
      最低賃金の引き上げは日本経済にプラスとなる
      国家の市場介入に異議あり 
            日本とイタリアの非論理的な対応  
  
  第2章  中国 世界の注目を浴びて
      バブル崩壊の危険性をはらむ中国
      アフリカ諸国を援助する中国の”ジレンマ”
      中国の経済モデルがなぜ持続不可能なのか
      中国は環境汚染問題を解消できるのか
      北京オリンピックをめぐる国際世論をふり返る
  
  第3章  変容するアジア大陸
      インドに注目せよ 
           中国における投資リスクを分散させる良策
      拉致問題に対する日韓両国民の距離
      アジアにEUのような共同体ができるか
      安定したパキスタンは日本にとって重要
      インドは製造業大国に成長する
  
  第4章  アメリカ 信用収縮に苦悩する大国
      アメリカの金融危機と日本の教訓
      経済問題は大統領選挙を左右しただろうか?
      金融危機への財政解決法
      米大統領選挙でアジアは軽視されていい
      アメリカはなぜオバマを選んだのか
  
  第5章  ヨーロッパ 新たな課題を乗り越える
      イタリアは日本の教訓に学べるか
      ブレア首相の悲しい結末
      新たなヨーロッパの外交と経済のゆくえ
        
  第6章  中近東とアフリカ 紛争を終結できるか
      イランの核問題に潜む危険
      中東危機における戦争の論理と倫理
      アラビア半島に出現した”月面の居住地”ドバイ
      アフリカの将来を悲観するな
  
  第7章  グローバリゼーションと地球温暖化
      次世代のために問う地球温暖化
      経済国家主義で得をするのは誰か
      G8での「地球温暖化」抑止政策に成果なし
      グローバル化が世界同時不況をもたらすのか
      会社は誰のものか  株主は本当に企業の所有者なのか
      ドーハ・ラウンドにおける貿易政策の苦悩
  
  第8章  レジャーと娯楽
      イギリスの小さな町の”書籍祭り” 
        ありきたりの情報に満足できない人々
      ハンガリーのスローワイン 待つことで人生は豊かになる
   
  訳者あとがき
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  世界潮流の読み方とは?   

 【くまの感想】
  著者は世界を色々動かれていると自称されているだけあって
  とっても世界を客観的に見れているのでとっても参考になる。

  彼から見た日本。
  鋭い指摘がいくつかあり、なるほど、と思う。

  小泉政権のこと
  靖国問題のこと
  当時の首相のこと

  などなど、日本に対する見方は興味深いものがある。

  目次を詳細に書くことにより、読んだことを思い出せると
  思い、普段より詳細に記載した。

  ■引用メモ■
  (中国の)インフレが高進すると、1989年の天安門大虐殺
  事件を導いたような、一般労働者や消費者の抗議を招く
  危険性があるが、中国共産党は、その二の舞を避けるに
  違いない。したがって同党が、インフレが単に豚の伝染病
  だけではなく、深刻な構造的要因によるものだと悟れば、
  中国共産党、つまり政府は、経済政策を転換することになろう。

  ⇒ まさに今、中国はインフレになっている。高進する状態なのか
     どうかは不明であるが、その動きには着目したい。

  現在世界の情報はつながりつつあり、ある意味敏感に世界の
  状況が伝播していくのは間違いない。

  
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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