【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、秘密の告白などの話。
【本の紹介】
(122) オープニングアップ J.W.ペネベーカー著 余語 真夫監訳
オープニングアップ―秘密の告白と心身の健康 J.W. ペネベーガー James W. Pennebaker 北大路書房 2000-09 売り上げランキング : 142692 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
日本語版によせて
まえがき
監訳者まえがき
1 告白と抑制:あるアプローチのはじまり
2 抑制は健康をおびやかす
3 筆記するといっそう健康になる
4 実験室における告白
5 考えを抑え込むこととの闘い
6 対処を速めるには
7 筆記の価値を理解する
8 告白の社会的価値: 誰に話すのか、どんなふうに聞くのか
9 愛情と情熱、そしてスリル
10 抑制パーソナリティ
11 抑制のかかった都市
12 文脈のなかでの告白:心理療法、宗教、そして洗脳
13 トラウマ以外に対する効用:筆記とウェルビーイング
という構成となっている。
【キーワード】
オープニングアップとは?
【くまの感想】
誰もが話すことにより、そのストレスを開放することがあるの
かもしれない。自身の人生においてもそんな一時があったことを
記憶する。
それは、親友であったり、会社の仲間であったり、家族であったり
いろんな場合が想定される。
小さい頃に受けたトラウマをずっと引っ張り続けるということは
どうゆうことなのか?
本書ではそんな追求がおこなわれているところが興味深い。
■引用メモ■
とても興奮させられるのは、精神的に動揺した経験をことばに
置き換えることによって身体的健康が改善することを最近の
多くの研究が示していることです。
⇒ これは興味深い。確かに自分自身にもそんな経験が
思い当たる。
■引用メモ■
これまでに誰にも語ったことのない話を無理に話そうとは
思わないでしょう。しかしながら、誰にも語ったことのない
考えや感情は、何らかの方法で言語化した方がよいでしょう。
テープレコーダーに向かって話すにせよマジックパッドに筆記
するにせよ、自分の考えをことばにすることは心理的にも
身体的にも有益です。重大な激変について筆記すると、その
激変についての組織化と理解がすすみ始めます。トラウマを
めぐる考えや感情について筆記すると、相当複雑な出来事の
多くの側面がまとまっていきます。複雑な経験を、理解しやすい
器のなかに取り出すことができれば、人々はそのトラウマを
乗り越えることができます。
⇒ なるほど、大納得である。最近モレスキンノートに思いついた
ことを書き記すことにしている。上記のような効果があると
いいのは納得がいく。なんだか、すっきりするから不思議だ。
■引用メモ■
コンピュータの掲示板に興味がそそられるのは、人々の手紙が
匿名であるためです。掲示板は飛行機で隣に座った人に話すのに
似ています。人々は心のきわめて奥底にある感情をしばしば
打ち明けています。しかしながら、飛行機とは違ってお互いに顔
が見えないので、しばしば激しい敵意のやりとりが起こります。
⇒ いわゆる「炎上」というものだ。しかし、この理由なんとなく
わかる気がする。このブログを書いていてもそうだ・・・・
などなど、トラウマに関する本書の記述は色んな考察ができ
参考となった。
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