2011年4月27日水曜日

読書(98)★★★ 人間について 司馬遼太郎対話選集7

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。明日でいよいよGWが始まりますね。
 我が家は、のんびり過ごす予定にしております。

 庭に植えた芝が早く広がるといいな。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今日も無事に過ごせて「よかった」

【本の紹介】
  (98) 人間について 司馬遼太郎対話選集7 文春文庫
      
人間について―司馬遼太郎対話選集〈7〉 (文春文庫)人間について―司馬遼太郎対話選集〈7〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎

文藝春秋 2006-09
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 【本の構成】
人類を救うのはアフリカ人   今西錦司
  ”あっけらかん民族”の強さ  犬飼道子
  政治に”教科書”はない    高坂正尭
  人間について          山村雄一
     生と死のこと
     宗教を考える
     国家と人間集団
  日本人の内と外        山崎正和
     日本の性格
     都と鄙(ひな)の文化
  「関西人」という生きかた   解説・解題 関川夏央

  という構成となっている。

 【キーワード】
  司馬遼太郎
  人間について

 【くまの感想】
  私はこの著書を大変興味深く読んだ。
  それは、
  司馬遼太郎さんの素顔を見ることができるかと思ったからだ。

  対談集をまとめたもので、どちらかというと相手が多くを
  語っている印象を受けたが、ところどころに司馬遼太郎さんの
  言葉があるところがおもしろい。

  数々の歴史小説をどうやってあそこまで仕上げることができる
  のだろうか?

  この人は一体何者なのか?

  私の疑問なのである。

  ■引用メモ■
   司馬遼太郎さん談

   日本歴史の中で政治家を四人あげよといわれたら、私は
   信長、秀吉、家康それに大久保利通をあげますね。
   大久保というのはステーツマンであってしかも陰謀政治も
   できるという稀有の人物ですな。彼は長期のヴィジョンを
   もっていたし、それを実現するための権力についても内科的
   所見も外科的処置もちゃんと知っていたし、できたでしょう。

   ⇒ 興味深い見解である。
   
   そして、司馬遼太郎さんの作品に登場する人たちのことが
   ポツリポツリと対談の中で出てくるところがとってもおもしろ
   かった。作者の想いが伝わってくる。

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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