2011年2月17日木曜日

読書(41)★★★ 出版のこころ 小林 恒也著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、「出版」の話。

【本の紹介】


 (41) 出版のこころ 布川角左衛門の遺業 小林 恒也著
     
出版のこころ―布川角左衛門の遺業出版のこころ―布川角左衛門の遺業
小林 恒也

展望社 2011-01
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 【本の構成】
序章   布川角左衛門の略歴
  第一章 ”出版のこころ”を培った、巡り合いの人生
  第二章 出版界、出版業界での活躍と事績
  第三章 出版・編集教育への関わり
  第四章 出版・編集の基本と実際
  第五章 「出版資料館」の建設に向けて
  終章  出版人 布川角左衛門
  出版人への願い  「あとがき」に代えて
  主要引用文献・参考文献
  布川角左衛門略年譜

  という構成となっている。

 【キーワード】
  出版のこころとは?

 【くまの感想】
  私の夢、本を出してみたい。でもそんなに簡単なことでは
  ないことがよーくわかる。そして、ひとつの本を出すにあたり
  いろんな人の支えがあり、それらが凝縮されたものなのだ。

  ところどころに人生の教訓が書かれている。

  例えば
  ■引用メモ■
   「近来、私が頼まれて色紙などに書く一つは、『夫々の人生は
    作られるものである 同時に自ら作るものである ゆっくり
    急げ』」

  ⇒ とっても深い。

  ■引用メモ■
   「美学では、”美しさ”を人に感じさせるにはいくつかの形式的
    条件が必要であり、その条件の一つ、あるいはいくつかを
    併有していなければならない、と説いている。これおを”美の
    形式原理”といい、プロポーション(比例)、バランス(均衡)、
    シンメトリー(対称)、シミラリティー(相似)、ハーモニー(調和)、
    リズム(律動)、ユニティー(統一)などが、人間に美を印象
    づける要素であるとしているが、これらはそのままレイアウトの
    基本理論と見ることができる。

  → まさに芸術品を作ることと同じなのだと言っているのである。


   そしてとっても印象深いこととして、終章では、電子書籍出版
   についての思うところが記載されているのである。2010年
   電子書籍元年として、今後どうなっていくのか?不安と次の
   世代に向けてのメッセージが書いてあるのである。

   本当に出版を愛しているからこそかけるメッセージなのだ。
  
   今後どんな流れになっているのか、読書好きな一人として
   共に歩んでいきたい。
   

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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