2010年12月27日月曜日

読書(407)★★★★ デフレの正体 藻谷浩介著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。
 今日は台湾2日目、今日も2件ほど訪問しました。言葉の大切さを痛感している
 今日この頃です。
 英語ができて、当然、中国語ができるともっといいですね。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 色々なお客様と接して、仕事が進められて「よかった」

【本の紹介】
 (407) デフレの正体 藻谷浩介著 角川ONEテーマ21 
      
デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-06-10
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 【本の構成】
  まえがき
  第1講  思い込みの殻にヒビを入れよう
  第2講  国際経済競争の勝者・日本
  第3講  国際競争とは無関係に進む内需の不振
  第4講  首都圏のジリ貧に気づかない「地域間格差」論の無意味
  第5講  地方も大都市も等しく襲う「現役世代の減少」と
       「高齢者の激増」
  第6講  「人口の波」が語る日本の過去半世紀、今後半世紀
  第7講  「人口減少は生産性上昇で補える」という思い込みが対処を
        遅らせる
  第8講  声高に叫ばれるピントのずれた処方箋たち
  第9講  ではどうすればいいのか①
         高齢富裕層から若者への所得移転を
  第10講 ではどうすればいいのか②
         女性の就労と経営参加を当たり前に
  第11講 ではどうすればいいのか③
         労働者ではなく外国人観光客・短期定住客の受入を
  補講   高齢者の激増に対処するための「船中八策」
  おわりに
  あとがき

  という構成となっている。

 【キーワード】
  デフレの正体とは?

 【くまの感想】
  さすがに好評なだけあって、おもしろい。今デフレの責任を政府の政策や
  日本銀行の責任にしている論調が多い中、この本はある意味変わったと
  いうか、真実を突いた視点で分析していることがわかる。

  それは「人口」という要素を入れていることだ。

  これからの日本が、そして、世界がどうゆう人口形態になっていくのか?
  生産性を上げる若い世代がどうなっていくのか?そこが大きなポイント
  であると著者は主張しているところが興味深い。

  最後に著者はこう語っている。

  ■引用メモ■
  「経済を動かしているのは、景気の波ではなくて、人口の波、つまり
   生産年齢人口=現役世代の数の増減だ」。この本の要旨を一言で
   いえばそういうことになりましょう。

  ⇒ また着目点として、就労についていない女性の存在を挙げている
     ところも興味深い。政策を担当する人にもみてもらいたい、著書
     ではないだろうか?

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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