2010年10月28日木曜日

読書(340)★★★★ 人間関係にうんざりしたときに読む本 杉本良明著

【今日の出来事】
 みなさん。おはようございます。4時起き実践中の「くま」です。
 昨日あたりからめっきり寒くなりましたね。冬の到来を感じさせるように
 なりました。

 10月も末になり、11月 12月と下り坂を降りるように時間が過ぎ去っていく
 そんな印象を毎年持っています。

 今年の仕上げの段階ですね。仕事もプライベートな時間も充実したいものに
 したいと思います。


『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 仕事は正念場、いよいよ実績を作っていく段階となって「よかった」


【本の紹介】
 (340) 人間関係にうんざりしたときに読む本 杉本良明著 日本実業出版社
      
人間関係にうんざりしたときに読む本人間関係にうんざりしたときに読む本
杉本 良明

日本実業出版社 2008-10-30
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 【本の構成】
  まえがき
  第1章  世の中は「きつい人」だらけで疲れる
        ~なぜストレスがたまるのか?~
  第2章  人を責めれば人は変えられるというのは大間違い
        ~頭のいい人でもこんな言い方をしている~
  第3章  相手の感情を認めれば、それだけでうまくいく
        ~円満な人間関係をつくる究極のヒント~
  第4章  こうやればあの人との軋轢(あつれき)も消えていく
        ~こうゆう言葉使い、気使いが関係をうまくいかせる~
  第5章  相手に期待するのをやめよう
        ~欠点を探すより、いいところをひとつでも認めよう~
  第6章  ここがわかればあの人がもっと理解できる
        ~衆知を集めなければ競争に勝てない時代だ~
  
 【キーワード】
  人間関係
  きつい人とは?

 【くまの感想】
  まさに私が今直面している人間関係。私の場合は同じ職場の少し上の
  同僚が、「きつい人」に該当する。最初は他のメンバーに対するもので
  あったが、私に対しても、影響してきて、相手は良かれと思って言っている
  ことが、まさに私にとっては「いちいちうざい」状況。一緒にご飯を食べるのも
  腹が立ってくる。

  今その処理として、距離を置くようようにしているが・・・・本書を読むと色々
  わかることがあった。まずは、こんな状況って私だけではないのだと、ひょっと
  すると自分も他人に知らず知らずにそうしてしまっていることもあるのでは
  ないか?と思うようになった。そして、自分がまず承認することが重要である
  ということがわかってきた。では承認とはなんなんだ?

  外的コントロールと承認 この2つの要素を知ることは非常に重要である。

  著者ははじめにこう語る

  ■引用メモ■
   きつい人があなたの前からいなくなるか、あなたがきつい人と離れて
   生活できれば話は簡単なのですが、そうもいきません。たいていきつい
   人はあなたが毎日顔を合わせてやっていかなければならない相手です。
   あなたに選択肢はないわけです。
   ⇒ 少しドキリとします。まさにそのとおり。

  ■引用メモ■
   「きつい人」は二言目にはあなたを批判したり、叱責したり、冷笑したり
   して、あなたの自尊心を傷つける相手なのです。自尊心が傷つけられる
   と、ストレスで内臓全体に鈍い衝撃が来ます。誰でもときおり経験する、
   あのイヤな感じになるわけです。これは極めて体によくありません。
   これがもとで体調を崩したりするものです。

   ⇒ 確かに、私の場合は同僚だが、上司、生意気な部下、家族色んな
     人からこのような状況にさらされることがあるのかもしれない。

  ■引用メモ■
   深刻なのは「きつい人」が個人の自尊心をかき乱すことなのです。
   自尊心はいわゆる自己肯定感のことです。プライドや傲慢、自惚れ
   驕りとは異なる、人が生きていく支えなのです。これが傷つけられる
   と情緒の安定を失い、自分を信用することができなくなります。
   自分自身の能力に懐疑的となってしまい、何をすることもできなく
   なってしまうのです。うつとは例外なく自尊心を失った状態です。
   その意味では「きつい人」はたいへん危険かつ迷惑な存在なのです。

   ⇒ なるほど、このように考えられると納得。

  ■引用メモ■
   もちろん「きつい人」は自分の行為の罪深さをこれっぽちも認識して
   いません。「当然のことを言ったまでだ」と思っているはずなのです。
   それどころか「相手のためを思って一肌脱いでやった」と思っている
   かもしれません。世間では身体が傷つけられると大騒ぎになりますが、
   心を傷つけるとことには極めて無頓着なものなのです。

   ⇒ なるほど、まさにこれに該当する。

  ■引用メモ■
   では頭の悪い人なのか?そんなことは全然ありません。それどころか、
   頭のいい人であることが多いのです。むしろ頭のいい人だけに相手
   への批判は辛らつで切れ味がいいのです。自己正当化の能力も
   大したものです。IQ(知能指数)は高いがEQ(心の知能指数)は
   低い人と言い換えてもそう外れてはいないでしょう。

   ⇒ ここまで該当するとびっくりする。まさにそのとおりだ。

  
  そして、「きつい人」の特性にきづくと、きつい人はこうゆう人なのだと
  いう理解ができ、その対処方法が見えてくる。

  そこで出てくるのが、「外的コントロール:きつい人の言動」

  だ、これを知ることにより、そこに改善点、突破点をみいだせるという。

  そして、その正反対に位置する「承認」という行為。
  
  「承認:相手の感情を肯定すること」

  著者は、
  
  感情の世界⇔理性の世界

  があり、外的コントロールにより理性から感情へ、承認により感情から理性へ
  というベクトルが生れるのだという。

  なるほど。

  つまり外的コントロールが充満している状況から承認が充満している状況を
  作り出せることが重要なのだ。

  これ、とても難しいが納得できる。相手を承認するためには、まずは自分を
  承認できることが重要ともあり、また興味深いのは、自分自身を承認できない
  でいると、他人からの承認を受け取ることができない。という状況となるそうだ。
  この状態は「うつ」の人があてはまるそうだ。

  少し、ややこしく感じるかもしれないが、これについては、いろんな本で出会って
  いる「原因と結果の法則」や「勝間和代さんの三毒追放の話」
  
  そして、著者はこう語る。

  ■引用メモ■
  ポイントは、「きつい相手とは平和な気持ちで向き合う」ことです。

  と、平和な気持ち。忘れかけていた気持ちである。

  私自身見直すことがありそうだ。でも、私が決して悪いわけではない。
  自己を承認して、相手を承認することが、そして外的コントロールの存在と
  特性を知ることにより、何か改善がみえそうな気がしてきた。

  すっきりさせてくれた著書に感謝!  


 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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