2010年10月19日火曜日

読書(327)★★★ 世襲議員のからくり 上杉隆著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。
 今日は、楽しく仕事をする。というテーマで取り組んでみました。
 不思議と楽しい結果となりました。

 原因と結果の法則

 少し違うかな?

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今日は楽しく仕事をする をテーマにしてみた。そしたら楽しかったので「よかった」

【本の紹介】
 (327) 世襲議員のからくり 上杉隆著 文藝春秋
      
世襲議員のからくり (文春新書)世襲議員のからくり (文春新書)
上杉 隆

文藝春秋 2009-05
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 【本の構成】
  はじめに
  第1章  二世の投げ出しはなぜ続く
  第2章  民主党の二世たち
  第3章  からくりその1 政治資金管理団体の非課税相続
  第4章  からくりその2 後援会組織の世襲
  第5章  からくりその3 どんな無理もする「看板の世襲」
  第6章  世襲大国日本
  第7章  国民の意思が世襲を断ち切る
  おわりに 政治記者にはなぜ政治家の二世が多いのか

  という構成となっている。

 【キーワード】
  世襲議員

 【くまの感想】
  世襲 日本人はこのシステムになっているような気がする。
  とってもわかりやすいというか、乗りやすいからだ。

  ところが、政治家の世襲は、一風変わっているというか
  特色があるといってもいい。ほんとに実力を伴った世襲議員は
  もとより、そうでない議員も多数いるのではないか?

  そんな、世襲議員の内側を本書が暴いてくれる。

  バッサバッサいく文章は、ある意味怖い存在である。

  ■引用メモ■
  世襲議員の無能ぶりがこれほどまでに国民に知れ渡ってしまったと
  いうのに、なぜ彼らは次々と当選してくるのか。そこには、いくつかの
  隠されたからくりがある。それは例の「三バン」に直結するからくりだ。
   中略
  もともと裕福な家庭の出身者が多い世襲政治家たちは、政治資金に
  ついても、生まれながらにして恵まれた環境にあるといえる。しかし、
  単に環境が恵まれているだけではない。その上に政治家としての
  特権的な優遇制度を利用できるのだ。
   政治家の世襲が行われるとき、驚くべきことに子どもは、その親の
  政治資金を非課税で相続できるのである。

  ⇒ 特権的な優遇制度。驚きである。著者は、法律およびシステムの
     不備がもたらす問題だと指摘する。

  ■引用メモ■
  政治家の名前に「一郎」「太郎」が多いことは、こうした選挙の常識と
  無関係ではない。有権者に覚えてもらうために、できるだけ簡単な
  名前をつける。これは世襲政治家の家では、広く行われていることだ。
  
  ⇒ 以外な慣習だ。すぐ覚えてもらえること非常に重要な要素だという。

  アメリカやイギリスに比べ圧倒的に多い世襲議員。このシステムからくる
  利権はこのまま許してはならない。

  これからの日本を支える政治家像を気づき、輩出していく時期にきている 
  のではないだろうか? そう気づかせてくれる本であった。ありがと!

 【くまのアクション もしくは 想い】 
  世襲議員。いいところもあるのかもしれないが、あまりいい印象をもたない。
  すべての人がおかしいとは言っていないが、これからの日本のためのシステム
  を考える必要があるのではないだろうか。

 出会えた本に感謝。

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