2010年8月28日土曜日

読書(264)★★★ 第四人称 外山滋比古著

【今日の出来事】
 みなさん おはようございます。5時起きな「くま」です。昨日は久々に尼崎の
 方に出張に行きました。3ヵ月ぶり、月日の経つのは早いものです。

 まだ残暑厳しいですが、夏の終わりを楽しみたいものですね。今夜は花火を
 お庭でやりたいと思っています。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今週も無事終わって「よかった」来週に向けて「よかった」を積み上げよう。

【本の紹介】
 (264) 第四人称 外山滋比古著 みすず書房
      
第四人称

第四人称

価格:1,890円(税込、送料別)


 【本の構成】
  第四人称がある
  興味の座標
  コンテクストの意味
  演劇
  読者
  伝記・書評
  翻訳
  書簡・日記
  とき・ところ
  歴史相対性
  新聞
  トラベラーズ・バリュー
  異人(エトランゼ)
  洞察
  裁判
  あとがき

  という構成となっている。


 【キーワード】
  第四人称とは?

 【くまの感想】
  なるほど。今まで一人称、二人称、三人称と教わってきた概念に、第四人称という
  考え方が加わると理解できることが深まる。

  まるで、ある自然法則に、一つの仮定や理論をあてはめるとぱぁーっと霧が
  晴れたように説明できるような感覚に近い。

  ■メモ■
  本などから引用する人はどうゆう存在であるか。第一人称、第二人称でないのは
  もちろん、第三人称にも入らない。その外側の別の存在である。これにはまだ
  名がない。それで、本書ではこれに第四人称という名をつけることにしたい。
  ⇒この定義。

  本論における第四人称は、第一人称には意識されなかったが、話しかけられて
  いるように感じる存在であって、言葉の芸術のきわめて多くが、この第四人称の
  視点において成立している。その点で、文化史においても無視できない存在で
  あると考える。第一、第二、第三人称はインサイダーを形成し、第四人称は
  アウトサイダーを代表する。アウトサイダーをインサイダーに結びつけるのは、
  第四人称である。
  ⇒非常に興味深い。

  この他、上記 構成の形で説明がされ、とても読みやすい本であった。

 【くまのアクション もしくは 想い】 
  第四人称 おもしろい着眼点だ。

 出会えた本に感謝。

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