2010年8月8日日曜日

読書(246)☆☆☆☆ ストーリーとしての競争戦略 楠木建著

【今日の出来事】
 みなさんこんにちは。夏休みという感じですねー。しかも暑い。花壇の植物達は
 悲鳴をあげているようです。暑い日は家で過ごし、夕方少し涼しくなったときに
 子供たちと遊ぶようにしております。最近うれしかったことは、次女(5歳)が竹馬
 に乗れるようになったことです。まだ乗り始めはダメですが、歩くことができました。
 急にできるようになるのには驚いています。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 次女が竹馬に乗れるようになれて「よかった」

【本の紹介】
 (246) ストーリーとしての競争戦略 楠木建著 東洋経済新聞社
       
ストーリーとしての競争戦略

ストーリーとしての競争戦略

価格:2,940円(税込、送料別)


 【本の構成】
  まえがき
  第1章  戦略は「ストーリー」
  第2章  競争戦略の基本論理
  第3章  静止画から動画へ
  第4章  始まりはコンセプト
  第5章  「キラーパス」を組み込む
  第6章  戦略ストーリーを読解する
  第7章  戦略ストーリーの「骨法十カ条」
  注記
  索引

  という構成となっている。

 【キーワード】
  競争戦略 しかも ストーリーとしての

 【くまの感想】
  最近戦略というキーワードの本が多いような気がする。デフレが進むなか企業の
  戦略により生き残れるか?どうかが左右されるからだろうか?

  著書は、ストーリーとして というところをキーワードに競争戦略の考え方を
  展開していく。

  500ページにわたる文章は、重みがあるが、よくもまぁ。これだけ語れるものだ
  と関心する。欧米の本にはこの手の本が多い気がするが日本にもあるのですね。

  ■メモ■
   ・ 「当たり外れ」という結果でいえば、戦略の優劣は、一割五分とか二割のごく
     小さな違いを問題にしているのです。
     ⇒確かにいえてる。

   ・ 「机上の空論」という言葉があります。・・・・略・・・・ ビジネスの成功を事後的
     に論理化しようとしても、理屈で説明できるのはせいぜい二割でしょう。
     ⇒だからビジネスっておもしろいというか、繰り返すというか、答えのない
       ものなのですね。
 
   ・ 「あなたの会社はどうゆう会社ですか?」という質問であれば、答えは簡単です。
     こうゆう製品を扱っていて、誰が得意先で、売上高はどれくらいで、従業員は
     何人ぐらいで、どこにオフィスがあって・・・・、というようにいくつも答えが出て
     くるでしょう。ところが、「あなたの会社の戦略は?」となると、話が少し変わって
     きます。答えにまごついてしまう人も多いのではないでしょうか。
      ⇒いえてる。トップにはその戦略があっても従業員が理解できているか?
       というところも重要だと思う。

   ・ サッカーの戦略というのは、要するにそのチームに固有の「攻め方」なり
     「守り方」を意味しているわけですが、攻め方なり守り方はいくつもの線で
     構成された「流れ」や「動き」として理解できます。戦略の実体は、個別の選手
     の配置や能力や一つひとつのパスそのものではなくて、個別の打ち手を
     連動させる「流れ」、その結果浮かび上がってくる「動き」にあるのです。
     ⇒ 著者は、サッカーに例えることが多く、わかりやすい。なるほど、
       「流れ」「動き」が重要なんだと。

   ・ 見える化という思考様式は戦略にとっては役に立たないどころか、ものの
     考え方が戦略ストーリーの本質からどんどん逸脱してしまいます。戦略に
     とって大切なのは、「見える化」よりも「話せる化」です。戦略をストーリー
     として物語る。ここにリーダーの本質的な役割があります。
     ⇒ なるほど。納得。見える化よりも「話せる化」かぁ。

   ・ 実際の仕事の局面では、目標をきちんと立てていると、あたかも戦略を
     立てているかのような気になってくるということがよくあります。つまり、
     「目標を設定する」という仕事が「戦略を立てる」という仕事とすり替わって
     しまいがちなのです。その結果、戦略がはっきりしないままで終わって
     しまうというパターンです。
     ⇒ これは本質なのかもしれない。戦略と目標設定とは違うということ。

   ・ 競争戦略の第一の本質は、「他社との違いをつくること」です。競争の
     中で業界平均水準以上の利益をあげることができるとしたら、それは
     競争他社との何らかの「違い」があるからです。
     ⇒ 納得。

   ・ 競争戦略の考え方
     SP: 戦略論の表千家であるポジショニング
     OC: 裏千家の組織能力
     の二つの視点から考えることが重要。
     ⇒ 著者は日本の企業はOCに力点を置きすぎる傾向があるとしている。

   500ページに渡るこの本、重みがずっしりある。企業例としては、マブチモーター
   サウスウエスト航空、スターバックスコーヒーなどなど、戦略の中味を分析して
   教えてくれる。とっても勉強となる本であった。その他の詳細は、お楽しみ。

 【くまのアクション】 
   競争戦略とは、目標を設定するだけではダメなんだ。ということを理解しよう。
   それは個人についても言えることだ。

 出会えた本に感謝。

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