2010年5月22日土曜日

読書(158)☆☆☆☆ スティグリッツ教授の経済教室 ジョセフ・E・スティグリッツ著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、これまた経済の本。前から読みたかった。

【本の紹介】
 (158) スティグリッツ教授の経済教室 ジョセフ・E・スティグリッツ著 
       藪下史郎 監訳 藤井清美 訳 ダイヤモンド社
        

 【本の構成】
  日本の読者への序文
  第1章  [書き下ろし論文] 21世紀初めの日本と世界
  第2章  グローバル経済の通説を疑え
  第3章  ブッシュ大統領の深刻な誤り
  第4章  地球を守るための処方箋
  第5章  経済格差をいかに解消するか
  第6章  いま直面する課題に立ち向かう

  という構成となっている。

 【キーワード】
  世界経済
  そして 未来

 【印象に残ったところ】
  この著書は2007年 3年前に書かれているのだが、古さは感じられない。
  ブッシュ大統領の政策については、ケチョンケチョンに指摘している。
  
  印象に残ったフレーズ
  ■ 中央銀行は数々の神話を広めてきた。曰く、インフレは最大の悪である。
     曰く、インフレはいったん始まったら、それを反転させるには大きなコストがかかる。
     曰く、インフレ抑制には政府から独立した中央銀行が必要である。
     そして、著者は、これらの神話の嘘を暴くことだと指摘している。
     ⇒デフレ日本、まさにこの議論は叫ばれてますね。

  ■ そしてP58にこのような記載がある。
     インフレ・スパイラルは杞憂にすぎない。と
     日本のデフレはどうすれば克服できるのか。と
     そして、その方法は
     日本政府が財政の不足分の一部を国債の発行ではなく紙幣を刷って賄ったと
     したらどうだろう。そして景気を刺激させる。景気に弾みがつくと。

     ただし、こうも指摘している。
     慎重にペース配分しながらこのプログラムを実行していければ、デフレを反転
     させて好循環をスタートさせることができるはずだ。と
 
     インプレスパイラルについても、日本政府は財政責任という典ではこれまで
     見事な実績を残してきた。どれだけの赤字を政府紙幣の発行で補うかを
     細かく調整することも難なくできるに違いない。と

     ⇒ 今まさに、デフレ脱却を主張している人たちの意見と同じだ。私も同感。
       そして闇雲に実施するのではなく。日本だからできると。うれしいではないか。

  
 【くまのアクション】 
   個人の経済も重要だが、日本は今どうゆう状況なのかを理解しよう。そしてデフレ脱却
   のためにできることすべきことを小さい力ながら考えてみようではないか!

 出会えた本に感謝。

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