2010年4月4日日曜日

読書(109)☆☆☆ 日本人のための経済原論 小室直樹著

【今日の出来事】
 今日は恒例のスイミング1km(100m×10本 平泳ぎ)、午後は明石公園に桜を観に行って
 来ました。人が多くてびっくりしました。ほんと春ですね。

 来週は私の誕生日40歳になります。人生の折り返し地点。まだ折り返し地点です。笑。

 さて本日のご紹介の1冊は、少し難しかったけれどためになった経済の本。

【本の紹介】
  (109) 日本人のための経済原論 小室直樹著 東洋経済新聞社
        

 【本の構成】
  はしがき
  序章   日本経済はなぜ身動きとれないのか
  第一章 現代経済を見る眼 スパイラル現象に注目せよ
  第二章 スパイラルの実際例 バブルの出現、崩壊そしてデフレ
  第三章 需要と供給が織りなすミクロの世界
   補論 「複雑系」は一般的均衡論の延長線上にある
  第四章 マクロの世界の相互連関メカニズム
  第五章 三大経済学者のポイント
        スミス、マルクス、ケインズをどう評価するか
  第六章 日本経済の大きな構造変化
  第七章 日本は鵺経済だ
        資本主義、未だ成立せず
  第八章 依法官僚制と家産官僚制の矛盾
        日本をダメにした元凶を明らかにする
  おわりに
  巻末付録

  という構成となっている。

 【キーワード】
  日本の経済、歴史、三大経済学者

 【印象に残ったところ】
  これまでデフレ・インフレ そして日本の経済をどうするか?という本を何冊か読んだ。
  これは難しい気がしたが、いずれも同じ結論が導かれる。

  デフレはよくない。

  私も同感。そして昭和恐慌時のデフレを克服した歴史は偉大だということ。

  需要と供給のバランス、価格がどのように市場で安定していくのか?
  いわば基礎的なことが今更ながらわかった。

  やはり、心理が入るため、市場は生き物のように動いていく。
  
  おもしろい日本経済のたとえが記載されていた。

  「川にあまり水が流れなくて水不足で困りぬいている。他方、大きなダムには水が
   あり余っている。ナセル湖を連想するといいだろう。満々と水を湛えているのに、
   いっこうに流れてゆかない。何とも使い途がないのだ。もし、下流に流れてくれれば、
   水不足なんか、一気に解消する。
   それなのに、どうしても流れてはくれない。堰の切りかたが分かる人が誰もいない。
   こういった状況なのである。これが、今の日本経済危機の実体である。」

  分かりやすい例えですね。

 【くまのアクション】 
  デフレを克服するためには、どのようにしたらいいのだろうか?
  個人個人でできることはないのだろうか?考えてみよう。そして色んな人の意見を
  ツイッターなどで聞き自分の考えをまとめてみよう。


 出会えた本に感謝。

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