2010年2月20日土曜日

読書(64) ☆☆☆☆ この金融政策が日本経済を救う 高橋洋一著

【今日の出来事】
 今日は、10年上司としてお世話になった人の定年の送別会があり、これから出かけてきます。
 今振り返ると、わがままばかり・・・ずっとフォローをしていただた上司です。恩返しも
 できないでいる状態です。

 本日は金融政策の本。勉強になります。

【本の紹介】
 (64) この金融政策が日本経済を救う 高橋洋一著 光文社新書
    


 【本の構成】
  プロローグ
  第1章   金融政策とは
  第2章   金融政策の理論的根拠
  第3章   物価とは   原油高騰で物価は上がるのか?
  第4章   インフレ目標
  第5章   金融政策と株価の関係
  第6章   金融政策と為替
  エピローグ 世界同時不況にどう立ち向かうか

 【印象に残ったところ】
  引き続き金融政策の勉強中。この本は著者も自ら述べているようにとてもわかり
  安く書かれていると思いました。(著者は世界一簡単な金融政策の教科書と名言)
  勉強中の身にとってはとってもうれしい1冊!

  いわずも知れず、日銀の影響は大きい、なんでも日銀の責任にするのは間違いかも
  しれないが、ビジョンをもって、世界各国との状況を見ながら、施策を打てないようで
  あればやはり、権限を持つ必要はなくなる組織ではないのだろうか? そう思われる。

  物価の定義から始まり
  名目金利と実質金利について
  「オズの魔法使い」が19世紀末のアメリカの金融政策からヒントに作られた話
  世界大恐慌の分析(これは違う著書でも大分勉強したので復習となった)
  そして日本のデフレとインフレ
  著者ご自信とクルーグマン教授とのお付き合い、彼が日本が異常な経済状況ということで
  研究対象としていた話
  日銀総裁の人事で騒ぐ日本。しかし、やることがしっかり決まっていれば誰でもよいと
  いう話(世界の経済学者はみなそう考えているそうだ)
  
  そして、やはり日本のとるべきスタイルは
  
  まず、デフレを脱却し、インフレ目標によって他の先進国並みのマイルドインフレとし、
  円高になりにくい経済環境にすることが先決

  というところ。私も確信を得た。納得。

  この本は2008年12月に出版されている本であるが、著書は、ずばり100年に1度の
  大不況を予想しているのにはたまげた。
  (これって経済学者やプロの人はみんな知っていたのだろうか?)


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