2009年12月31日木曜日

読書(44) ☆☆☆☆ だから演劇は面白い! -¥700-

【今日の出来事】
 今日は、大晦日。今年で40回目だ。人生のターニングポイントくらいなのかもしれない。2009年ありがとう。
 そして2010年よろしくお願いいたします。

 今年最後の2冊のご紹介。 今月45冊達成 新記録!

【本の紹介】
 (44) だから演劇は面白い! 「好き」をビジネスに変えたプロデューサーの仕事力 北村明子著
   


 【本の構成】
  はじめに
  第1章 「夢の遊眠社」黒字化が出発点だった
  第2章 舞台をプロデュースする  NODA・MAPの成功
  第3章 私が観たい舞台をつくる  シス・カンパニー製作始まる
  第4章 シス・カンパニー躍進の秘訣
  第5章 私の芝居づくりの法則
  第6章 役者を「芸能界」で生きさせる
  第7章 思い通りにいかないから舞台も人生も面白い
  北村明子さんのこと 井上ひさし
  北村明子プロデュース全作品

  という構成でなっている。
 
 【印象に残ったところ】
  著者は、俳優出身。されど、劇団をカンパニーにそして、ビジネススタイル=黒字を継続させる
  方法を展開していく。戦略もしかり、これまでに染み付いてきた役者とマネージャーの役割に
  きっちりミッションを与え、黒字体質にしていく。この業界でそれをやっていくことはかなり大変
  なのではないだろうか? 興味深い。

  そんな著書、最初に曰く
  仕事とは、与えられた状況のなかで、その人自信が何を仕事ととらえ、仕事として呼び込むか、
  だと思うのです。
  ⇒ ふつう、自分の嫌な仕事が来た時に、やっぱり、やる気がなくなるのが普通ではないか?
    特に役者の世界では与えられた役、それに対してどう向き合うか?真剣勝負である。おもしろい。

  また、堤真一さんのテレビのドラマの位置づけには、戦略がある。必ず2番手。味のある役。長続き
  させるためには、トップは決して祭りたてない。視聴率が採れなくなったトップはあっさり切られていく
  運命にあるという。
  やはり経験されたからわかる戦略像なのだろう。なるほどと思った。

  俯瞰して物事を見たときに、最高のパフォーマンスになれるのであれば、1番にならなくともいい。
  そんな大切さを教えてくれた一冊でした。

  これも図書館で出会った一冊!ありがと。

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